築地で本格江戸前寿司を堪能!100余年の伝統と技が光る老舗【築地 寿司岩】

築地寿司岩 築地支店

海鮮グルメを目当てに大勢の観光客が訪れる築地場外市場。その玄関口ともいえる築地4丁目交差点に店を構えるのが、1921年創業の老舗寿司店『築地 寿司岩』。

落ち着いた和の空間で、匠の技が息づく伝統的な江戸前寿司を楽しめる名店として知られています。

築地寿司岩 築地支店  ばらちらし

『築地 寿司岩』は築地エリアに『総本店』と『築地支店』がありますが、本記事で紹介するのは、ゆったりしたワンフロアの空間で食事が楽しめる『築地支店』。

築地本願寺の向かいに位置し、入口に掛けられた深緑色ののれんが目印です。

築地 寿司岩 築地支店

カタカナのスが4つ集まることで寿司を表し、中央に漢字の岩を配すことで、店名を粋なデザインで表現したのれん。

店内に入ると、ひときわ存在感を放つのは、美しい木目のヒノキでしつらえた、長さ12メートルもある白木仕上げのカウンターです。

カウンター席は、日本の寿司店ならではの凜とした雰囲気の中で、熟練職人の技と心意気を目の前で見られる特等席として人気があります。

築地 寿司岩 築地支店 内観

自慢の味を1つの箱に詰め込んだ『寿司幕の内』

日本では、1つの容器に白米と数種類のおかずを詰め合わせた弁当を『幕の内弁当』と呼び、老若男女に広く親しまれています。

幕の内弁当を『築地 寿司岩』流にアレンジし、いろいろな味を一度に楽しめるようにと生み出されたのが、人気ランチメニュー『寿司幕の内』です。

メインとなるのは、マグロやコハダなどの伝統的な江戸前寿司。副菜は刺身、揚げ物、煮物、焼き物などバラエティ豊かで、味わい深い味噌汁もセットになっています。

築地 寿司岩 築地支店  寿司幕の内

『寿司幕の内』 3,300円(税込み)

酢飯と寿司ネタを海苔で巻き、ひと口サイズに切った寿司は巻き物や海苔巻きと呼ばれ、にぎり寿司と並ぶスタンダードな寿司です。

この日のネタはマグロとキュウリ。カウンター席で、寿司職人が手際よく巻き寿司を作る様子を見ていると、食べる瞬間を想像して自然と気持ちが高まります。

築地 寿司岩 築地支店  寿司幕の内 巻物

季節や仕入れ状況によって内容が変わる『寿司幕の内』。

この日はエビの天ぷらが添えられており、軽やかに揚がった衣と、しっかりと弾力のある海老の食感が楽しめます。

エビの天ぷらをはじめ、一つひとつ食べやすくカットされているのも、心遣いが感じられて嬉しいところです。

築地 寿司岩 築地支店  寿司幕の内 海老の天ぷら

伝統と美しさが息づく江戸前寿司『四季のにぎり』

『築地 寿司岩』の築地支店で江戸前にぎりを存分に堪能したいなら、平日限定ランチ『四季のにぎり』をぜひ味わってみてください。

日によってネタの顔ぶれは変わりますが、この日並んだのはマグロの赤身と中トロ、ヒラメ、スミイカ、甘エビ、ホタテ、ミョウガ、アジ、イクラ、『玉子焼き』の10貫。さらに、なめらかな口当たりの茶碗蒸し、味噌汁、口直しのデザートも付いています。

築地 寿司岩 築地支店 四季のにぎり

平日限定の『四季のにぎり』 3,520円(税込み)

寿司ネタの土台になる酢飯はシャリと呼ばれ、店ごとに特徴があります。

かつて、江戸前寿司のシャリに使われる酢は、当時高級品であった白酢よりも赤酢が定番でした。しかし『築地 寿司岩』では、戦後間もない時期から白酢をいち早く取り入れ使い続けています。

砂糖と塩で味を調えたシャリは、ほんのり甘く上品な味わいで、どんなネタとの相性も抜群。1貫ずつ味わえば、『築地 寿司岩』のクオリティの高さに感動するはずです。

築地 寿司岩 築地支店 四季のにぎり

さらに、味だけでなく見た目にもこだわりが。『築地 寿司岩』では、創業以来続く伝統で、獲れたての魚を味わってほしいという思いを込め、泳ぐ魚をイメージして寿司を握っています。

皿の上に並ぶ寿司は、まるで海の中を小さな魚が泳いでいるかのようです。すらりとした美しい寿司の見た目も『築地 寿司岩』ならではでしょう。

にぎり寿司にわさびを入れるかどうかは、注文時に好みを確認してもらえるので安心です。わさびを別添えにする細かな希望にもきちんと対応してくれます。

築地 寿司岩 築地支店 四季のにぎり

彩りも味わいも豊かでコスパも高い『ばらちらし』

にぎり寿司に用いる多彩な寿司ネタを小さく切って酢飯にのせたものは、一般的にちらし寿司として知られていますが、江戸前寿司では『ばらちらし』と呼ぶことも。

『築地 寿司岩』の築地支店で提供する『ばらちらし』は、彩がとても美しく、にぎり寿司より手頃な価格で楽しむことができます。茶碗蒸しと味噌汁が付くのも嬉しいですね。

築地 寿司岩 築地支店 ばらちらし

『ばらちらし』(数量限定) 2,970円(税込み)

器にシャリを盛り、ダイス状にカットした寿司ダネをバランスよくちらしていきます。

にぎり寿司と同様、日によって魚の種類は変わりますが、この日はマグロのトロと赤身、コハダ、カンパチ、ボイルされたエビ、生タコ、イクラ、キュウリを手際よく彩り豊かに盛り付け。

シイタケや白身の魚を炒って味付けした『おぼろ』が入ることもあるそうです。

築地 寿司岩 築地支店 ばらちらし

ネタが大きな海鮮丼と違い、ひと口でいろいろなネタを味わえるのが『ばらちらし』の醍醐味です。

マグロやコハダなどの魚と一緒にプチッと弾けるイクラ、噛みごたえのあるタコやキュウリ、『玉子焼き』など、多彩なネタが食感に変化をもたらし、食べていて楽しさが感じられます。

スプーンもあるので、希望する場合はスタッフに尋ねてください。

築地 寿司岩 築地支店 ばらちらし

着物姿のホールスタッフが迎えてくれる『築地 寿司岩』。

すっきりとした和の風情に包まれた客席は、カウンターのほかにテーブル席、座敷席、掘りごたつ席など、さまざまな席があり、ベビーカーや車いすでも入店できます。

築地 寿司岩 築地支店 内観

個室は事前予約がおすすめ

『築地 寿司岩』の築地支店では、ほかにもお造りやにぎり寿司、季節の料理、水菓子などで構成されたランチ寿司コースも楽しめます。昼と夜で趣が異なるため、雰囲気を変えてディナータイムに訪れるのもおすすめです。

銀座や新橋からもアクセスしやすい築地で、江戸前寿司を味わうなら、ぜひ覚えておきたい一軒です。

築地 寿司岩 築地支店 外観

店舗情報

店名 築地 寿司岩 築地支店
つきじ すしいわ つきじしてん
Tsukiji Sushiiwa Tsukijishiten
住所 東京都中央区築地2-15-10
アクセス 築地駅2番出口から徒歩1分
  • 東京メトロ日比谷線(H11)

東銀座駅5番出口から徒歩5分
  • 東京メトロ日比谷線(H10)
  • 都営地下鉄浅草線(A11)

  • 築地市場駅A1出口から徒歩6分
    • 都営地下鉄大江戸線(E18)
電話番号 03-3541-5951
予約
※電話、一休、食べログ、ぐるなび、Table Checkから予約可能
支払い方法
  • 現金
  • カード可(American Express・Diners・JCB・Master・VISA・銀聯)
  • 電子マネー可(交通系電子マネー〔Suicaなど〕・iD・nanaco・QUICPay・WAON・楽天Edy)
  • QRコード可(Alipay・ANA pay・atone・au PAY・BNPJ Pay・d払い・EPOS PAY・FamiPay・JAL Pay・K PLUS・LuVitPay・MyJCB Pay・PayPay・Payどん・pring・WeChatPay・ギフティプレモ Plus・銀行Pay・メルペイ・ゆうちょPay・楽天ペイ・ララPay)
サービス料・席料 サービス料10%
※個室利用時のみ
営業時間 月~金曜日11:00~14:00(LO13:30)、17:00~22:00(LO21:00)
土日・祝日11:00~21:00(LO20:00)
定休日 年末年始
席数 70席
※カウンター16席、テーブル14席、座敷40席
喫煙・禁煙 全席禁煙
ウェブサイト https://www.sushiiwa.co.jp/tsukiji/
その他
  • 日本語・英語のメニューブックのみあり
  • アレルギー対応メニュー、ヴィーガン・ベジタリアン・ハラール対応メニューは注文時に相談可
  • 車いす可
  • テイクアウト可(梅雨から夏季は不可)、デリバリー可
  • スーツケースを置くスペースあり
  • Wi-Fiあり
  • 客が店内で撮影した料理写真や動画のSNS投稿は可
  • 個別会計は不可

※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年6月時点のものです。