銀座からも近い築地は、東京屈指の人気観光地。メインスポットとなる築地場外市場には約460件もの飲食店や専門店が軒を連ね、さまざまな味を巡ることができます。
築地場外市場の一角にある『築地うなぎ食堂』は、日本古来の品種であるニホンウナギの中でも上質な『新仔ウナギ』を味わえる専門店です。

ウナギは、寿司、そば、天ぷらと並ぶ江戸の四大名物料理。日本では土用の丑の日といって、栄養価の高いウナギを食べて暑い夏を乗り切ろうという食文化が定着しています。
『毎日が土用の丑の日 鰻の日』をモットーに、ウナギを夏の土用の丑の日だけに食べる高級品にせず、いつでも食べたいときに適正価格で楽しめようにしたのが『築地うなぎ食堂』です。

『築地うなぎ食堂』では、店頭で手軽に食べられる、さまざまな串焼も売られており、常に混雑しています。
店がこだわる『新仔ウナギ』とは?
ウナギには産地の違いもありますが、養殖期間による種類の違いがあるのをご存じでしょうか。
通常、ウナギは1~2年かけて養殖されます。しかし、ひときわ成長のスピードが速く、1年未満で出荷サイズに育った若いウナギは『新仔ウナギ』と呼ばれ、とても貴重です。
『新仔ウナギ』は質のよい脂がのっているので身と皮がやわらかく、骨も少ないので、とても食べやすいのが特徴です。ウナギにこだわる『築地うなぎ食堂』では、この『新仔ウナギ』だけを扱っています。

店先には大きな焼き網を設置。ウナギや串物を炙るなんともおいしそうな香りが周囲に漂い、食欲をそそります。

特大サイズのウナギのかば焼きが2枚も乗っててボリューム満点
格別なおいしさの『新仔ウナギ』をお腹いっぱい味わうなら、『築地うなぎ食堂』の最高峰メニューに位置する『うな重 王』はいかがでしょう。

『うな重 王』 4,800円(税込み)※『奈良漬け』はリクエストすれば付けてくれる
『うな重 王』はウナギの質、大きさ、厚み、すべてにおいて最上のものが使われています。
一般的なうな重は、ウナギのかば焼きをご飯の上に平たくのせますが、『うな重 王』は贅沢さが桁違い。特大サイズのウナギのかば焼きが2枚重ねになっています。
さらに『うな重 王』は、ご飯に対してよりウナギの割合を増やしてあるので、存分にウナギを味わうことができます。

香ばしく焼かれたウナギは箸で持ち上げるとずっしり重量感があり、厚みも大きさも迫力は十分。
箸で簡単に切れるウナギをひと口頬張ると、ふんわりとほどける身とともに、濃厚なタレの風味が口いっぱいに広がります。
甘みと粘りをあわせ持つ、つややかで香り豊かな高級米コシヒカリとの相性も抜群です。

一緒に付いてくる薬味は、ワサビと柚子胡椒。
ツンとした刺激がクセになるワサビはもちろん、さわやかで品のある辛みと香りが特徴の柚子胡椒も、ウナギの味わいを存分に引き立ててくれるのでおすすめです。
スタッフにオーダーすればスプーンも出してくれるので、お箸が苦手でも安心して食べれます。

卓上にタレが置いてあるので、お好みでタレの追加もどうぞ。
醤油、砂糖、みりんだけでシンプルに作られたタレは甘みとコクがあり、ウナギ本来の味を邪魔しない絶妙なバランスで仕上げてあります。

もう1つ、薬味としてぜひ試していただきたいのは、和歌山県産の最高級ぶどう山椒(さんしょう)です。
機械を使わず石臼で山椒の果皮ごとじっくり挽くことで、フレッシュな香りときれいな緑色が保たれているのが特長。『築地うなぎ食堂』のウナギの、濃厚な脂のうまみが際立ちます。

『太助飯』 1,800円(税込み)
1,800円(税込み)と値打ち感があり、大人気のウナギとホタテを一緒に楽しめる『太助飯』も訪日外国人に好評です。
ホタテは、青森県の陸奥湾から仕入れたベビーホタテ。ホタテそのものの味が濃く、しっかり弾力がありプリプリの食感です!
ご飯の上にのせた刻み海苔も、風味のアクセントになっています。

気軽に味わえる焼物もおすすめ
『うなぎ串』や『ほたて串』など、焼き立てを店頭で手軽に食べられる串焼もおすすめです。
串焼は1本400円(税込み)と買いやすい価格ですが、3本なら組み合わせ自由で1,000円(税込み)に割引される嬉しいサービスも。
立ち飲み限定で、串焼3本と生ビールが1,500円(税込み)で楽しめるお得なセットもあります。

串焼はトレイにのせて渡してくれます。照りのある香ばしいタレがかかっており、ひと口サイズで食べやすいのもいいですね。

(手前)『うなぎ串』 400円(税込み)、(奥)『ほたて串』 400円(税込み)
『うなぎ串』ももちろん『新仔ウナギ』です。表面はカリッと、身はふわふわで絶品!
その場で炙って温めてくれるので、よりおいしくいただけます。

2024年秋から販売を開始して、訪日外国人から人気を集めているのが『銀だら』です。
アラスカ産の脂のりのよい立派な銀ダラを、京都の老舗が造った西京味噌に漬け込んで焼いたもので、脂はバターのようなコクがあり、身もやわらかでとろけます。

『銀だら』 1,500円(税込み)
『築地うなぎ食堂』では、和牛の焼肉とウナギを一度に楽しめる、重箱入りのメニューも注目を集めているとか。

『築地うなぎ食堂』には英語、中国語、タイ語を話すスタッフが常駐。支払いは現金のみの前払い式ですが、手元に日本円がなくてもすぐ近くに両替所があるので安心です。
『うな重』や『太助飯』などの汁物付きの店内飲食メニューは、店内のカウンター席でいただけます。店内にはセルフサービスで無料給茶機のお茶も用意。
串焼きなどの焼き物は店頭もしくは築地海鮮市場内にある無料休憩所で食べるシステムです。
専門店ならではの自慢のウナギや串焼きを、ぜひ堪能してください。
店舗情報
店名 | 築地うなぎ食堂 つきじ うなぎ しょくどう Tsukiji Unagi Syokudou |
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住所 | 東京都中央区築地4-13-18
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アクセス |
築地駅1番出口から徒歩4分
築地市場駅A1出口から徒歩5分
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電話番号 | 03-3248-1291
0120-17-0521(デリバリー専用) |
予約 | 不可 |
支払い方法 |
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サービス料・席料 | なし |
営業時間 | 9:00~15:00(LO) |
定休日 | なし ※不定休あり |
席数 | カウンター11席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | https://nisshintasuke.co.jp/ |
その他 |
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※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年6月時点のものです。