昭和の頃、子供向けのお菓子である駄菓子から生まれた、もんじゃ焼き。
当時は、水で溶いた小麦粉に味を付けて、鉄板の上で焼いて食べていたといいます。
材料はシンプルで、低価格で楽しめていたもんじゃ焼きですが、時代の流れとともに様相は多様に。
店ごとにオリジナルのコンセプトを持った、もんじゃ焼きが登場しています。

高級感がコンセプトのもんじゃ焼き店『こぼれや』
月島に複数店舗を構える『月島もんじゃ こぼれや』で味わえるのは、高級感を意識したもんじゃ焼き。
全国各地から厳選した食材や調味料を使って作られる『月島もんじゃ こぼれや』のもんじゃ焼きは、かつての駄菓子のイメージとは大きく異なります。
新鮮な魚介類をふんだんに使った豪華なもんじゃ焼き

『こぼれや~月島一の豊洲海鮮盛りを昔ながらのソースで~』 2,079円(税込み)
『月島もんじゃ こぼれや』のこだわりである、厳選食材を堪能するのであれば、注文すべきは『こぼれや~月島一の豊洲海鮮盛りを昔ながらのソースで~』。
店名を冠したもんじゃ焼きは、毎朝、市場から仕入れている新鮮な食材を惜しみなく使用しています。

具材は、エビ、ホタテ、カキ、アサリ、アナゴと、海の幸が盛りだくさん。
食感を楽しむためにも、ヘラで細かく切り刻まず、大き目にそれぞれの魚介類を切り分けてください。
弾けるようなプリプリとした歯ごたえは、新鮮だからこそ。食感が残る程度にカットすることで、食材の魅力が光ります。

『月島もんじゃ こぼれや』では店員が調理してくれるほか、客自身でも調理可能
また、調理中に具材の魚介類から出るうまみをさらに引き立てるのが、特製の出汁。
『月島もんじゃ こぼれや』では、豚骨をベースに、鶏ガラ、カツオ節、昆布、香味野菜など10種類もの食材から作る出汁を使っています。
深いコクがあり、魚介類のうまみと混ざり合うことで、濃厚な味わいを生み出します。

『こぼれや』の生地はソース味
マグロを使ったお酒に合うもんじゃ焼き
マグロの希少部位を使ったもんじゃ焼き『まぐろ~まぐろ希少部位ほほ肉とねぎとろの生醤油味~』は、『月島もんじゃ こぼれや』のアイディアが光ります。
メインの具材となる希少部位には、肉のようにジューシーで弾力的な食感のほほ肉を使用。
加えて、マグロのネギトロも具材として使った、マグロ尽くしのもんじゃ焼きです。

『まぐろ~まぐろ希少部位ほほ肉とねぎとろの生醤油味~』 1,859円(税込み)
先にネギトロとマグロのほほ肉のみ鉄板で焼けば、あたりにただようのは牛ステーキのような食欲をそそる香り。
焼き目をつけたマグロのほほ肉もまた、牛肉と見間違ってしまうかのようなビジュアルをしています。

希少部位のマグロのほほ肉
生地は醤油で味付けをしており、塩気のきいた、お酒が進む味わい。
そこに、ほほ肉とネギトロの脂が甘みをプラスし、決して強すぎない塩気を生み出します。

『まぐろ~まぐろ希少部位ほほ肉とねぎとろの生醤油味~』にセットで付いてくる海苔を仕上げに振りかけると、さらに絶品。
香ばしい磯の香りが加わり、味わいをワンランク上に進化させてくれます。

調味料を使えば、もんじゃ焼きのおいしさがアップ!
調味料にもこだわる『月島もんじゃ こぼれや』ですから、卓上に用意されている調味料もぜひ活用してほしいところ。
塩、コショウ、ソースと基本的な調味料の中でも、特にもんじゃ焼きと相性がよいのが、一味と粉山椒の2つです。

(左)一味(右)粉山椒
どちらも、京都の老舗、1685年創業の『原了郭(はらりょうかく)』のもの。
高級料亭にとどまらず、一般家庭でも広く使われている、京都の逸品です。
料理の味わいを邪魔せず引き立てるのが『原了郭』の香辛料の魅力。
例えば、『まぐろ』に少し振りかけると、塩気と甘みに山椒のさわやかな辛み刺激が加わり、コクが深まります。
より辛みを強く感じたい場合は、一味がおすすめ。唐辛子のみで作られる一味は、ノドを刺激する山椒よりも強い辛みをダイレクトに感じられます。

粉山椒を振りかけたもんじゃ焼き
月島エリアに5店舗を展開している『月島もんじゃ こぼれや』の店舗は、どこも木材を基調に、高級料亭を連想させる造り。
テーブルごとに壁で区切られたテーブル席も用意しており、ゆっくりとプライベートな雰囲気で料理するのにもぴったりです。

『月島もんじゃ こぼれや』の本店の外観
料理は、厳選食材を仕入れているだけあり、1500円~2000円のものが中心。
一般的なもんじゃ焼きに比べると価格もまた高級ですが、食べて損はありません。
上質な味わい、さらにオリジナリティあふれるこだわりのもんじゃ焼きに、きっとあなたも満足することでしょう。
店舗情報
店名 | 月島もんじゃ こぼれや 本店 つきしまもんじゃ こぼれや ほんてん Tsukishima Monja Kobore-ya Honten |
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住所 | 東京都中央区月島3-16-9
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アクセス |
月島駅10番出口から徒歩4分
勝どき駅A1出口から徒歩6分
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電話番号 | 03-3520-9976 |
予約 | 可 ※電話、食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ、InstagramのDMから予約可能 |
支払い方法 |
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サービス料・席料 | なし |
営業時間 | 月~木曜日12:00~15:00(LOフード14:00、ドリンク14:30)、17:00~23:00(LOフード22:00、22:30) 金・祝前日12:00~15:00(LOフード14:00、ドリンク14:30)、17:00~24:00(LOフード23:00、23:30) 土曜日11:00~23:00(LOフード22:00、22:30) 日・祝日11:00~22:00(LOフード21:00、21:30) |
定休日 | なし ※不定休あり |
席数 | テーブル26席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | https://tsukishima-monja-koboreya.com/ |
その他 |
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※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年4月時点のものです。