代々木公園は、都心にいながら自然を感じられる憩いのスポット。広大な敷地には木々が生い茂り、季節ごとに異なる景色が楽しめるとあって、散歩やピクニック、ジョギングをする人々でいつもにぎわっています。
さらに代々木公園は明治神宮に隣接しているほか、原宿や渋谷からのアクセスも抜群。観光やショッピングの合間に立ち寄れる立地のよさも魅力です。
特に原宿エリアは、トレンドを意識したカフェや多国籍な料理店など、個性豊かな飲食店がひしめくグルメタウンでもあります。
その中でも、『専門店』に注目して5店舗をセレクト。
オムライス、ヴィーガン料理、ドーナツ、手巻き寿司、グルテンフリーのスイーツといった、代々木公園周辺で味わえるこだわりの料理をご紹介します。
代々木公園周辺で訪れるべき5店舗
代々木公園周辺には、それぞれ専門性が光る個性的な飲食店がそろっています。
普段使いはもちろん、特別な日の食事や軽いおやつタイムにもぴったりな店ばかり。気分やシーンに合わせてぜひ訪れてみてください。
多彩なオムライスがそろう専門店:たまごKitchen原宿オム
原宿駅から徒歩わずか2分の好立地にある『たまごKitchen原宿オム』は、オムライス好きにはたまらない専門店です。
10種類ものオムライスは、ライスの味付けや、仕上げにかけるソースがそれぞれ異なり、それぞれ違った味わいを楽しめます。

『たまごKitchen原宿オム』の内観
また、オムライス専門店だからこその特徴が、オムライスに欠かせない卵の仕上げ方が選べること。
1つ目は、昔ながらの『巻き』と呼ばれるスタイルで、卵にしっかりと火を入れて作ります。
そして2つ目が、とろとろの半熟卵『ふわとろ』。スフレのように軽く、とろりとなめらかな卵の舌触りが『ふわとろ』の魅力です。

『巻き』スタイルのオムライス
オムライスの王道スタイルを味わいたいなら、『巻き』スタイルの『ケチャップオムライス』一択。
野菜のブイヨンで炊き上げたライスを、鶏もも肉や玉ねぎと一緒にケチャップとコンソメで炒めたチキンライスは、うまみを感じる味わいです。
そこに卵のコクとケチャップの酸味が口の中で絶妙に調和します。

『たまごKitchen原宿オム』の『ケチャップオムライス(巻き)』
一方、『ふわとろ』タイプでぜひ試してほしいのが『明太ポテマヨクリームオムライス』。
明太子マヨネーズのピリッとした塩気とコク、まろやかな味わいのポテト入りベシャメルソースを卵がやさしくまとめます。
初めてでもリピーターでも満足できる、こだわりの1皿です。

『たまごKitchen原宿オム』の『明太ポテマヨクリームオムライス(ふわとろ)』
『九州じゃんがら』のヴィーガンラーメン:ヴィーガンビストロ じゃんがら
ラーメン好きなら誰もが知る名店『九州じゃんがら』。その新業態として2021年に原宿に登場したのが、ヴィーガン専門店の『ヴィーガンビストロ じゃんがら』です。
店名の通り、店内で提供されるすべてのメニューが、動物性食品不使用のヴィーガン対応という、少し驚きの1軒です。

『ヴィーガンビストロ じゃんがら』の内観
看板メニューの『ヴィーガンからぼん』は、『九州じゃんがら』で人気のスパイシーなとんこつラーメン『からぼん』を、まるごとヴィーガン仕様に再構築。
動物性の素材を使わず、じっくりと野菜のうまみを引き出したスープは、まろやかで奥深く、『からぼん』のとんこつスープに負けないコクと満足感を実現しています。

『ヴィーガンビストロ じゃんがら』の『ヴィーガンからぼん』
麺は、卵不使用ながら、本家である『九州じゃんがら』らしいコシのある食感をしっかりと再現。
動物性食材を使っていないことを忘れてしまうほどの完成度に、ラーメン通もきっと驚くはずです。

『ヴィーガンビストロ じゃんがら』の『ヴィーガンからぼん』
ヘルシーでありながら、しっかり食べごたえもあるメニューがそろう『ヴィーガンビストロ じゃんがら』。
ラーメンのほかに、ヴィーガン対応のハンバーガーもあり、食の志向にとらわれずに誰もが同じ食卓を囲める新しい選択肢が、ここにはあります。
自分で巻いて味わうエンタメ性のある巻き寿司:権八 NORI-TEMAKI 原宿
ひと口に寿司といっても、握り寿司や押し寿司、ちらし寿司など、その種類はさまざま。数ある寿司の種類の中で、カジュアルに楽しめて満足感もたっぷりなのが、巻いて食べる手巻き寿司です。
手巻き寿司の専門店である『権八 NORI-TEMAKI 原宿』では、好きな具材を海苔とシャリで自分好みに巻いて食べるスタイルが新鮮で、ちょっとしたエンタメ感も楽しめます。

『権八 NORI-TEMAKI 原宿』の手巻き寿司
ポイントは、なんといって海苔。使用しているのは、約170年の歴史をもつ老舗『丸山海苔店』の高級海苔です。
パリッと香ばしく、歯切れのよい食感を最大限に活かすため、シャリと海苔の間にはあえてサラダ菜を1枚挟むという細やかな工夫もされています。

『権八 NORI-TEMAKI 原宿』の手巻き寿司
メニューは常時30種類以上がそろいます。どれにするか迷ったら、まずは人気ネタを厳選した『おすすめ5本セット』をチョイス。
セット内容の1つである『揚げたて海老天』は、カウンターの目の前で揚げたての海老の天ぷらを具材に使います。揚げたてだからこそ、サクサクの衣とプリっと弾ける海老の食感がたまりません。

『権八 NORI-TEMAKI 原宿』の手巻き寿司
ほかにも、濃厚なマグロの中落ちにラー油、マヨネーズ、一味唐辛子、青唐辛子で風味のアクセントを加えた『スパイシーツナ』は、じんわり広がるピリ辛風味。
舌の上でとろけるマグロもやみつきになります。

『権八 NORI-TEMAKI 原宿』の『スパイシーツナ』
ほかに、『サーモンアボカド』『牛キムチ』『ツナ』といった人気どころもそろっており、ひと巻きごとに満足度が高まります。
「今日はどれを巻こう」というワクワク感とともに、手巻き寿司の世界を堪能あれ。

『権八 NORI-TEMAKI 原宿』の『おすすめ5本セット』
ドーナツの概念を変える新食感:I’m donut?
代々木公園近辺で、最も熱いスイーツスポットの1つが、ドーナツ専門店の『I’m donut?』。
開店前から行列ができることも珍しくなく、人気メニューは閉店を待たずに完売してしまうこともあるほどの盛況ぶりです。

『I’m donut?』の外観
人気の理由は、一般的なドーナツのイメージを覆すような新食感にあります。
外はほんのり香ばしく、中はもっちりやわらか。噛むというより、口の中で溶けていくような感覚は、『I’m donut?』だけで出会える特別な味わいです。

『I’m donut?』のドーナツ
この食感を生み出しているのが、フランス発祥の菓子パンであるブリオッシュ生地と、そこに練りこまれたカボチャ。
カボチャの自然な甘みと水分が加わることで、生地は驚くほどしっとりと仕上がり、やみつきになるやわらかさを実現しています。
定番の『I’m donut?』は、生地そのものの魅力を存分に味わえるシンプルな1品。余計な味付けを控えることで、もっちりとした質感とほのかな甘みが引き立ちます。

『I’m donut?』の『I’m donut?』
一方で、もう1つの人気メニュー『I’m donut?抹茶』は、抹茶の苦みと香りがしっかりと感じられる和のテイスト。
表面には香ばしいきな粉がふりかけられており、和の素材同士の相性は抜群です。
ほのかな甘さと抹茶のほろ苦さが交差する、極上のひと口をぜひ体験してみてください。

『I’m donut?』の『I’m donut? 抹茶』
小麦粉不使用のプルプルパンケーキを味わうなら!:Riz Labo Kitchen
表参道ヒルズから歩いてすぐの場所にある集合施設『裏参道ガーデン』の一角に店舗を構える『Riz Labo Kitchen』は、小麦粉を一切使わないグルテンフリーのスイーツ専門店。
米粉をベースにした軽やかでやさしいスイーツが楽しめると、日本国内外から足を運ぶ人が絶えない人気店です。
看板メニューは、見た目にもインパクトのある厚みが魅力の米粉パンケーキ。一枚ずつ丁寧に焼き上げ、口に運ぶとふんわりとほどけるような繊細な食感が広がります。

『Riz Labo Kitchen』のパンケーキ
特におすすめしたいのが、『有機宇治抹茶&いちごSpecial』。有機栽培の宇治抹茶に加え、北海道産の生クリームなど、素材はすべて厳選されたものばかり。
ひと口食べれば、抹茶のほろ苦さと香りがふわっと広がり、上品な甘みと見事に調和します。

『Riz Labo Kitchen』の『有機宇治抹茶&いちごSpecial』
甘さ控えめの仕立てと植物性素材を生かしたレシピにより、見た目のボリュームとは裏腹に、驚くほど軽やかな味わい。
健康にも配慮しているため、罪悪感なく楽しめるスイーツとして、リピーターも多い人気メニューです。
代々木公園や表参道散策の途中、体にやさしいご褒美スイーツをぜひ味わってみてください。

『Riz Labo Kitchen』の『有機宇治抹茶&いちごSpecial』
代々木公園周辺は、原宿や渋谷からのアクセスも良好で、気軽に立ち寄りやすい立地です。
散策や観光の合間に立ち寄れる、こだわりの専門店からぜひお気に入りの一軒を見つけて、グルメ散策を楽しんでください。
※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年8月時点のものです。