表参道の喧騒から少し離れた場所にひっそりと佇む、集合施設『裏参道ガーデン』。
趣のある日本家屋をリノベーションしたこの施設の一角に、グルテンフリースイーツが楽しめる『Riz Labo Kitchen』があります。
看板メニューは、米粉を使ったパンケーキとクレープ。使用する米粉は、日本産の米から作られており、小麦粉は一切使用していません。
身体に優しく、それでいて味わいは本格的。評判は海を越え、海外からの旅行者の間でも話題になっています。

自慢のパンケーキは、見た目にも贅沢な厚みが特徴です。1枚ずつ、じっくりと時間をかけて丁寧に焼き上げることで、外はほんのり香ばしく、中はふわりと軽やかな仕上がり。
生地には小麦粉の代わりに、無農薬や減農薬で育てられた日本産の米粉を使用しています。
もちもちとした米粉特有の食感を生かしながらも、「試行錯誤を繰り返して生まれました」と語るのは、『Riz Labo Kitchen』の鶴村賀津オーナーです。

日本産の米粉を使う、小麦粉不使用のパンケーキ
絶妙なバランスによって生まれたのは、口の中でふんわりとほどけるようなやさしい食感。
米粉が秘める可能性に驚き、『Riz Labo Kitchen』の魅惑のパンケーキに魅了される人は後を絶ちません。

グルテンフリーのパンケーキが生み出す魅惑の食感
こだわりが詰まったパンケーキの中でも、特に人気を集めているのが、宇治抹茶を使用したクリームとイチゴのコンポートを贅沢にのせた『有機宇治抹茶&いちごSpecial』です。

『有機宇治抹茶&いちごSpecial』 3,200円(税込み)
ふっくらと厚みのあるパンケーキは、皿をそっと揺らすとぷるぷると震えるほどのやわらかさ。
たっぷりとのせられたクリームと、鮮やかなイチゴのコンポートが彩りを添え、見た目にも華やかです。
生地には有機豆乳を使用し、バターの代わりに米油で仕上げることで、驚くほど軽く、後味はすっきり。スプーンを入れるとふわっとやさしい弾力を感じつつ、口の中でふわりとほどけていきます。
トッピングの北海道産の生クリームには、有機栽培の宇治抹茶を使用。茶道の稽古にも使われる上質の抹茶だといいます。

だからこそ、風味は抜群。ほろ苦さと豊かな香りがふんわりと広がり、その味わいもまた格別です。
そこに、甘みを凝縮させた自家製イチゴのコンポートを合わせれば、ほどよい酸味が絶妙なアクセントに。
甘さを控えた仕立てと植物性の素材の組み合わせにより、見た目のボリュームに反して、ぺろりと完食できてしまう軽やかな味わいが『有機宇治抹茶&いちごSpecial』の魅力です。

クレープ生地でパンケーキを包んだ1品は仕上げの工夫がユニーク
もう1つの看板メニューとしてぜひ味わいたいのが、遊び心にあふれた『Crepe Pancake Matcha』です。
なんと、パンケーキをまるごと抹茶クレープで包み込んだ、ここでしか出会えない新感覚のスイーツ。こちらももちろん、米粉を使ったグルテンフリーメニューです。

『Crepe Pancake Matcha』 2,500円(税込み)
生地には『有機宇治抹茶&いちごSpecial』と同じ、有機栽培の宇治抹茶を使用しています。しっとりとした抹茶クレープで包まれているのは、ふんわり焼き上げたパンケーキと、風味豊かな抹茶の生クリームです。
さらにカットしたイチゴがアクセントとして加われば、甘みと酸味、異なる食感が一体となってひと口ごとに新しい味わいが楽しめます。

そして、見た目にもユニークなのが、クレープに添えられた小さなスポイト。
中には濃厚な抹茶ソースがたっぷりと入っており、食べる直前に自分の手でとろりとたらす演出も、『Crepe Pancake Matcha』ならではの楽しみです。

フォークとナイフを入れた瞬間、抹茶クレープの中からパンケーキと生クリームがとろりと顔をのぞかせ、ほんのり温かい生地と冷たいトッピングが絶妙なバランスに。
自分好みに抹茶ソースをかけながら味わえば、食べ終わりまでワクワクが続きます。

ヴィーガン、ベジタリアンにも対応した抹茶ドリンク
スイーツと一緒にぜひ楽しみたいのが、ドリンクメニューです。
ドリンクの注文が必須の『Riz Labo Kitchen』では、無農薬レモンを使った自家製レモネードをはじめ、豊富な種類がそろっています。
その中でも、抹茶スイーツと合わせて抹茶尽くしの贅沢な時間を楽しめるのが『抹茶ソイラテ』。
上質な宇治抹茶にオーガニックの豆乳を合わせた、ヴィーガンやベジタリアンにもやさしい1杯です。

『抹茶ドリンク』 単品:990円(税込み)/セット:各メニューの料金にプラス450円(税込み)
豆乳ならではのまろやかさな甘みが抹茶のうまみを引き立て、すっきりとした後味が印象的。
ふわりと広がる抹茶の香りとともに、最後のひと口まで心地よい余韻が続きます。
表参道から発信する、米粉の魅力
もともと、日本ならではの食材である米から生まれた米粉に魅力を感じていたという、鶴村オーナー。
米に対する理解や知識を深める中で、やがて芽生えたのが「日本の米粉のよさを知ってほしい」という思いでした。

『Riz Labo Kitchen』のクレープメニュー売り場
2016年にオープンした『Riz Labo Kitchen』は、当初、厚みのあるパンケーキの生地と、もりつけのかわいらしさが話題になっていったといいます。
その後、世の中の健康志向に対する関心の高まりを受け、グルテンフリーやオーガニック食材の使用にもフォーカスがあてられるようになっていきました。

『Riz Labo Kitchen』が入る『裏参道ガーデン』の外観
日本に根付いた食材である米から生まれた米粉が秘める可能性。
まだ米粉に主軸を置いた店舗が少ない中、『Riz Labo Kitchen』は、世界にその魅力を広める拠点といえるのではないでしょうか。
店舗情報
店名 | Riz Labo Kitchen 裏参道ガーデン店 りずらぼきっちん うらさんどうがーでんてん Riz Labo Kitchen Urasando Garden |
---|---|
住所 | 東京都渋谷区神宮前4-15-2 裏参道ガーデン 1階 壱番・参番
|
アクセス | 表参道駅A2出口から徒歩5分
明治神宮前〈原宿〉駅5番出口から徒歩10分
原宿駅東口から徒歩14分
|
電話番号 | 非公開 |
予約 | 不可 |
支払い方法 |
|
営業時間 | 12:00~17:00(LO16:30) |
定休日 | 月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日) |
席数 | カウンター10席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | https://www.instagram.com/rizlabokitchen/ |
その他 |
|
※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年7月時点のものです。