SLAM DUNKの踏切だけじゃない!鎌倉を満喫するおすすめ散策ルート

歴史的建造物に、食通をうならせる絶品グルメの数々、加えて東京都心から電車で1時間程度というアクセスのよさも併せ持つ鎌倉は、神奈川の人気観光地の1つ。

映画、アニメ、漫画の舞台になることも多く、作品のファンらしき観光客の姿も目立ちます。

特に、アニメ『SLAM DUNK』のオープニングシーンで登場した鎌倉高校前駅の踏切は、全国的に知られる有名なスポットです。

モデルになったといわれている鎌倉高校前駅の踏切

この記事では、『SLAM DUNK』で知られる鎌倉高校前駅を起点に、鎌倉を満喫するおすすめ散策コースをご紹介。

鎌倉高校前駅の踏切でアニメの世界観に浸った後は歴史情緒に触れたり、鎌倉グルメを楽しんだり、鎌倉観光を目いっぱい楽しみましょう!

鎌倉高校前駅の踏切:『SLAM DUNK』のファンが集まるレトロな駅

旅の始まりは、江ノ島電鉄線の鎌倉高校前駅から。

電車のホームからは、相模湾の大パノラマを望むことができ、晴れた日には青空と地平線がどこまでも続きます。

その絶景は、ファンならずとも心奪われること間違いなし。数々のドラマやCMのロケ地にも使われているという、趣深いホームの雰囲気にも要注目です。

踏切の目の前には七里ヶ浜が広がっている

『SLAM DUNK』のアニメオープンニング映像のモデルとなった鎌倉高校前駅の周辺を散策した後は、足を伸ばして近隣の観光スポットを楽しみましょう!

鎌倉高校前駅は早朝に訪れるのがベストなので、まだまだ時間はたっぷり。

高徳院:鎌倉の代名詞である鎌倉大仏のお寺

江ノ島電鉄線の鎌倉高校前駅から電車で約15分。長谷駅で下車し、約10分ほど歩いた場所にあるのが、鎌倉大仏で知られる高徳院です。

正式名称を銅造阿弥陀如来坐像(どうぞうあみだにょらいざぞう)とする鎌倉大仏は、高さ約11メートル。鎌倉時代に建立され、長い歴史を誇る、鎌倉の代名詞ともいえる存在です。

鎌倉大仏で知られる阿弥陀如来坐像

鎌倉大仏は屋外に設置されている大仏像としては日本で有数の大きさで、内部に入ることもできます。

さらに境内には、鎌倉大仏の足の大きさに合わせて作られた藁草履が展示されており、参拝時にはぜひ見ておきたいところ。

その大きさは、長さ約1.8メートル、幅は約0.9メートル。藁草履の横に並んだ成人男性が小さく見えるほどの大きさです。

高徳院の境内に展示されている藁草履

参拝の証としていただける御朱印も、お忘れなく。高徳院では、季節限定デザインの御朱印もあり、芸術的な絵柄は鎌倉を訪れた記念にも最適です。

なお、季節限定の御朱印は1つ600円。境内の授与所でいただくことができます。

御朱印を集めるのも寺社が集まる鎌倉ならではの楽しみ

名前 高徳院
こうとくいん
Kotoku-in
住所 神奈川県鎌倉市長谷4-2-28
電話番号 0467-22-0703
参拝可能時間 4~9月/8:00~17:30
10~3月/8:00~17:00
拝観料 中学生以上/300円
小学生/150円
※鎌倉大仏の内部の拝観料は別途50円
ウェブサイト https://www.kotoku-in.jp/

報国寺:竹林で心落ち着くひと時を

高徳院とはまた趣の異なるお寺が、竹林が広がる報国寺です。

報国寺の入り口にあたる山門をくぐると、目に飛び込んでくるのは苔におおわれた美しい日本庭園。

苔の名所としても知られる報国寺には、庭園の鑑賞を目的に訪れる人も多くいます。

雨上がりは特に苔の状態がよく、日差しを浴びて輝く庭園は、時を忘れて見入ってしまうほどの美しさです。

報国寺の庭園

本堂の先には、報国寺の代名詞ともいえる竹の庭が広がっています。

竹の庭を訪れるには受付で拝観料を支払う必要があり、高校生以上は1人400円。小学生、中学生は1人200円です。

報国寺の竹林は、別途拝観料が必要

また、竹の庭では、抹茶をいただきながら竹林を眺めることができるお茶席の用意も。

自然と歴史が調和した空間で、心身ともにリフレッシュできるスポットです。

お茶席の『休耕庵』は9時~15時30分に利用可能

名前 報国寺
ほうこくじ
Houkokuji temple
住所 神奈川県鎌倉市浄明寺2-7-4
電話番号 0467-22-0762
参拝可能時間 9:00~16:00
拝観料 竹の庭の拝観料400円(高校生以上)/200円(小学生、中学生)
ウェブサイト https://houkokuji.or.jp/
https://www.instagram.com/houkokuji_official/

鎌倉甘味処くるみ:小町通りの隠れ家でひと休み

次に向かうのは、小町通りにある『鎌倉甘味処くるみ』です。

観光客で賑わう小町通りにありながら、店内は喧騒を忘れられる落ち着いた雰囲気。抹茶、こだわりの製法で仕上げたあずき餡を使用した和のスイーツをいただけます。

『どらやき ミニあんみつ(単品)』 1,000円(税込み)

『どらやき ミニあんみつ』は、お得感満載。

毎日店内で仕込むこだわりの白玉がトッピングされた『ミニあんみつ』は、疲れた身体に染み渡る、ちょうどよい甘さです。

白玉の食感は弾力があり、それでいてふっくらとしたやわらかさもあります。

そこに合わせるのは、店の自慢の『くるみどらやき』。厳選素材で作るあずき餡は、種子島産のサトウキビを100%使用しており、コクのある味わいです。

ふわふわのどらやき生地にたっぷりと、あずき餡が挟んであり、なかなかにボリューミー。

『ミニあんみつ』とセットで、ちょうどよく小腹が満たされるサイズ感なのも嬉しいポイントです。

『どらやき』は1つ400円(税込み)で単品でテイクアウトのみ可能

そして、『鎌倉甘味処くるみ』の看板メニューが、『くるみ特製あんみつ』。

抹茶とバニラのアイスが加わり、暑い夏にもぴったりな1品です。

『くるみ特製あんみつ(単品)』 1,200円(税込み)

なめらかな舌触りのアイスと歯切れのよい国産の寒天の、食感のコントラストも含め絶品。

店こだわりのあずき餡とともに頬張れば、口の中が多幸感で包まれます。

国産の天草を使った自家製の寒天

お土産には、『くるみどらやき』と『くるみ饅頭』を。

『くるみ饅頭』は砕いたクルミを混ぜた白あんで、甘さの中に香ばしい風味が広がります。

『くるみ饅頭』は1つ280円(税込み)でテイクアウトのみ対応。店内では抹茶などとセットメニューで提供

店名 鎌倉甘味処くるみ
かまくらかんみどころ くるみ
Kamakura Kanmidokoro Kurumi
住所 神奈川県鎌倉市雪ノ下1-5-38
電話番号 0467-23-1818
営業時間 12:00~17:00(LO16:30)
定休日 なし(不定休)
ウェブサイト https://kamakura-kurumi.jp/

豊島屋:鳩サブレーの老舗

1894年創業の老舗和菓子店、豊島屋の代名詞ともいえる『鳩サブレー』もまた、鎌倉の定番のお土産です。

かわいらしいデザインの手提げ箱に、『鳩サブレ―』が4枚入ったタイプは、1つ615円(税込み)。

ほのかにバターを感じる甘さが病みつきになり、ほどよい硬さのサブレ生地もまたおいしくいただけます。

『鳩サブレー 4枚手提げ』 615円(税込み)

店内には、鳩の形をしたサブレや、人形焼き、和菓子などさまざまなお菓子が並んでおり、どれもおいしそうで目移りしてしまうほど。

また、店内には鳩のマグネットや手鏡などのグッズも販売されており、お土産にぴったりです。

『豊島屋』の本店では限定の『名所まんじゅう』も

店名 豊島屋 本店
としまやほんてん
Toshimaya Honten
住所 神奈川県鎌倉市小町2-11-19
電話番号 0467-25-0810
営業時間 9:00~19:00
定休日 水曜日(不定休)
ウェブサイト https://www.hato.co.jp/

※記事の情報は2025年5月時点のものです。