SLAM DUNKファンが集まる鎌倉の踏切 ベストショットを狙うための3つのヒント

1990年代を代表する青春スポーツ漫画『SLAM DUNK』。

1996年に漫画連載を終えた『SLAM DUNK』ですが人気は衰えず、多くのファンが物語の舞台や名シーンの場所を巡りに、鎌倉を訪れます。

特に有名なスポットといえば、アニメのオープニング映像に登場する、踏切です。

主人公・桜木花道の後ろ姿と、踏切を通過する列車。遮断機が上がり、ヒロイン・赤木晴子と出会う、あの印象的なワンシーン。実際にアニメと同じ踏切の風景を見て、胸が高鳴るファンも多いでしょう。

『SLAM DUNK』の有名な踏切はどこにある?

『SLAM DUNK』のファンならば、一度は訪れたい踏切がある場所は、藤沢駅と鎌倉駅を結ぶ江ノ島電鉄線の途中駅。鎌倉高校前駅が最寄りです。

ホームを出ると視界が開け、目の前に広がるのは相模湾の大海原。視界を遮るものが何もない、ホームからの絶景もまた、フォトジェニックです。

鎌倉高校前駅から七里ヶ浜も徒歩数秒で行ける

2両または4両編成の列車が止まる小規模なホームを有する鎌倉高校前駅は、今は珍しい駅員が常駐していない無人駅。簡易的な改札しかありません。

ICカードを利用している場合は、簡易改札機にタッチするのをお忘れなく。切符の場合は、駅構内に設置されている使用済み乗車券の回収ボックスに入れましょう。

鎌倉高校前駅のホーム

電車を降りたら右手側、鎌倉方面に向かって直進。駅の改札を出て1分も歩けば、お目当ての踏切が現れます。

鎌倉高校前駅までのおすすめアクセス方法

東京都内からでも神奈川県内からでも、鎌倉高校前駅までのアクセスは電車の利用が最も簡単かつ便利です。

他に、車や自転車の利用もありますが、鎌倉高校前駅周辺は住宅街のため、駐輪場や車を停車させておくパーキングエリアの数は多くありません。

近隣には江ノ島や新江ノ島水族館といった観光スポットも多く、日中は渋滞することもしばしば。電車であれば時間に余裕をもって訪れることができ、かつ天候にも左右されません。

なお、電車を利用する場合は、藤沢駅と鎌倉駅を結ぶ江ノ島電鉄線を利用します。

藤沢駅、鎌倉駅どちらから乗車した場合も、所要時間は約15~20分程度。乗車賃は260円です。

江ノ島電鉄線の鎌倉駅

『SLAM DUNK』のアニメに登場する鎌倉高校前駅で最高の1枚を撮影する3つのヒント

鎌倉高校前駅を訪れる人の多くの目的が、アニメ『SLAM DUNK』のオープニングシーンの再現。

1年を通してファンが訪れる鎌倉高校前駅でベストショットを狙うには、いくつかのポイントを事前に押さえて予定をたてる必要があります。

時間帯:訪れるなら朝の早い時間帯に

朝6~9時の間は比較的混雑が少ないため、おすすめの時間帯。

9時以降は車の交通量、観光客も増えるため、こだわりの1枚を撮影したいのであれば、朝の早い時間帯を狙いましょう。

朝9時すぎの踏切周辺

季節:混雑を避け、晴天を狙うのであれば春と秋

時期もまた、撮影においては重要なポイント。一概にはいえませんが、混雑を避け、かつ天気のよさも考慮すると、春と秋が鎌倉高校前駅を訪れるベストシーズンです。

春(3~5月):晴天率が高く、気温も快適な時期。澄んだ青空が広がり、アニメのオープニングシーンを再現するには最適です。ただし、4月下旬から5月上旬にかけては大型連休と重なるため、混雑する可能性があります。

秋(10~11月):気温は春とほぼ同じで、空気が澄んでいて夕日もきれいに撮影できます。台風の影響も少なく、いつ訪れてもベストショットが狙えるでしょう。

ベストポジション:坂の中腹あたりがおすすめ

そして最後は、ベストショットを狙える撮影場所です。

お目当ての踏切を正面にし、背後には急な坂が続きます。踏切の近くで撮影するよりも、この坂の中間が実は穴場の撮影場所。

アニメのオープニングで印象的に光る海、そして江ノ島電鉄線の車両と踏み切りが、きれいに1枚の写真に納まります。

撮影時の注意点:絶対にしてはいけないこと

鎌倉高校前駅の踏切は、人気スポットであるがゆえに、撮影マナーや安全面での配慮が必要不可欠です。地域で暮らす人の理解があってこそ、撮影ができることを忘れてはいけません。

  • 線路・道路への立ち入り禁止:踏切周辺は、実際に電車や車が通行する公共の場所です。撮影に夢中になって線路や道路に立ち入るのは非常に危険であり、鉄道会社や地元住民にも大きな迷惑をかけます。
  • 住宅地への配慮:早朝や深夜に訪れて大声で話したり、私有地に立ち入って撮影したりするのは絶対に避けてください。民家の前での長時間の滞在や、無断で人や家屋を撮影することもトラブルのもとになるため、節度ある行動を心がけましょう。
  • ゴミは必ず持ち帰る:撮影中に出たゴミや飲食物の容器は、必ず自分で持ち帰ってください。路上に置きっぱなしにしたり、近くの浜辺に放置したりするのはもってのほかです。観光地だからこそ、次に来る人たちが気持ちよく訪れられるよう配慮が必要です。

鎌倉高校前駅の踏切を訪れた後は、江ノ島で鎌倉グルメを楽しむもよし、周辺の寺社を参拝するもよし、観光スポットは目白押し!1日中楽しめるおすすめルートを紹介した、Umami bitesの記事を参考に、充実した観光を楽しんでください。

※記事の情報は2025年5月時点のものです。