自然豊かな庭園や巨大な鳥居がある明治神宮 混雑を避けるおすすめの訪問時間帯は?

原宿、渋谷からも近い場所にある明治神宮は、新年の参拝者数が日本一を誇ることで知られています。

広大な敷地内は、東京都心とは思えないほど緑豊か。本殿を取り囲むように、全国から献木された約10万の樹木が植えられています。

明治神宮の本殿

明治神宮は見どころがいっぱい!

敷地内に、本殿をはじめ、庭園、さらにはレストランやカフェ、ミュージアムがある明治神宮には、見どころが目白押し。

参拝以外にも、明治神宮には訪れるべきスポットが多数あり、「じっくり見学したい」という人は1~2時間は余裕を持って訪れましょう。

明治神宮の参道にならぶ大量の酒樽

明治神宮は、原宿駅と明治神宮前〈原宿〉駅に加え、代々木駅と参宮橋駅の4つからアクセス可能です。

原宿駅側の鳥居から入ると、『南参道』と呼ばれる道が続きます。

『南参道』沿いにある『菰樽(こもだる)』と呼ばれる酒樽が陳列されている棚は、参拝者に人気のフォトスポット。

全国から明治神宮に奉納されたもので、力強い書体や色彩豊かな絵柄が印象的です。

明治神宮に奉納された日本酒

明治神宮に奉納された日本酒

『南参道』を挟んで向かい側には、約60個のワイン樽が展示されています。

ワイン樽が飾られているのは、西洋の文化を積極的に取り入れていた明治天皇が、ワインを愛飲していたため。

神社にワインが奉納されることは珍しく、明治神宮ならではのスポットです。

参拝者を出迎える巨大な木造の鳥居

『南参道』を進むと、社殿へとつながる『日本一の大鳥居』が参拝者を出迎えてくれます。

明治神宮の鳥居は、最上部に位置する『笠木』と呼ばれる部分が空に向かって反り返っている『明神鳥居(みょうじんとりい)』。

木造の『明神鳥居』で、日本一の大きさを誇るとされているのが、明治神宮の鳥居で、高さは12メートルあります。

明治神宮の『日本一の大鳥居』

明治神宮の『日本一の大鳥居』

多国籍な参拝客に対応したおみくじも

『日本一の大鳥居』をくぐり進んでいくと、本殿が見えてきます。

手水舎(てみずしゃ・ちょうずしゃ・ちょうずや)で身を清めたら、正しい作法を守り、参拝しましょう。

明治神宮の参拝の作法は、二拝二拍手一拝。

まずは、賽銭を捧げたら、2回お辞儀をします。その後、胸の前で両手を合わせ2回拍手を打った後に祈り、最後に深いお辞儀を1回するというものです。

明治神宮の本殿

明治神宮の本殿

参拝後には、おみくじをひいたり、御朱印をいただいたりするのもいいでしょう。

明治神宮では、まず100円をおさめた後、『大御心(おおみこころ)』と書かれた木の筒から、棒を出します。

棒には数字が書かれており、同じ数字が振られた棚から、おみくじの紙を取り出します。

明治神宮のおみくじ

取り出した棒は、筒に戻す

海外からも参拝客が訪れるため、明治神宮のおみくじは、英語にも対応。和歌という日本固有の詩歌が、英語で記載されています。

明治神宮の御朱印

明治神宮の御朱印 500円

明治神宮の御朱印は、御朱印帳と呼ばれる御朱印専用の冊子に直接書くものと、あらかじめ紙に書かれている2種類。

冊子に直接御朱印を書いてもらう場合の所要時間は、2分程度。いただくには、御朱印帳を持っていることが条件です。

なお、明治神宮では明治神宮特製の御朱印帳の用意もあります。

四季折々の美しさが楽しめる庭園

明治神宮の敷地内にある庭園『明治神宮御苑』には、維持協力金として500円を入り口で納めれば、入苑可能です。

春はフジやヤマツツジ、夏はハナショウブやスイレン、秋は紅葉、冬は色づいた木の実やサザンカなど、1年を通じて四季折々の自然が楽しめます。

明治神宮御苑

『明治神宮御苑』の苑内

取材時の4月に見頃を迎えていたのは、ヤマツツジ。

新緑と、薄紅色や朱色の色鮮やかなヤマツツジのコラボレーションは絶景です。

明治神宮のヤマツツジ

4~5月に見頃を迎えるヤマツツジ

また、ヤマツツジが作り出す、幻想的な花のトンネルは、写真映えすること間違いなし。

散策の足を止め、日本の四季の美しさを写真に収めてみてはいかがでしょうか。

明治神宮のヤマツツジ

自然だけでなく『明治神宮御苑』には、ほかにも訪れるべき理由があります。

それが、『清正井(きよまさのいど)』と呼ばれる井戸。

澄んだ水が湧き出ている『清正井』は、運気が向上するスポットといわれています。

明治神宮の『清正井(きよまさのいど)』

『明治神宮御苑』の苑内にある『清正井』

過去に日本で『清正井』が話題になった際は、順番を待つ人の長い列ができたことも。

井戸の中に小銭を投げ入れたり、湧き水を持ち帰ろうとしたりする行為は、明治神宮では禁止されています。

明治神宮の歴史に触れるミュージアム

明治神宮を参拝した際に、ぜひ訪れてほしいのが『明治神宮ミュージアム』です。

明治神宮ミュージアム

『明治神宮ミュージアム』外観

『明治神宮ミュージアム』は1階と2階で、展示内容が異なり、1階では明治神宮の歴史について紹介しています。

2階では、明治天皇・昭憲皇太后にゆかりのある品々を展示しているほか、企画展も開催されています。

『明治神宮ミュージアム』の開館時間は10時~16時30分(最終入館時間16時)で、一般チケットは1,000円。

歴史的にも貴重な展示物を楽しめる、人気のスポットです。

なお、休館日は毎週木曜日。木曜日が祝日の場合は、開館しています。

明治神宮でご飯を食べたりお土産を買ったりするなら?

参拝中、休憩場所にぴったりなのが『フォレストテラス明治神宮』。

『フォレストテラス明治神宮』の中にある『杜のテラス2nd』は、9時から開いており、明治神宮の自然を眺めながら食事を楽しめます。

明治神宮のカフェスペース『杜のテラス2nd』

『杜のテラス2nd』外観

併設されているお土産売り場の『杜』では、和風の雑貨を中心に、種類豊富な日本土産にぴったりな商品がそろっています。

明治神宮のお土産売り場『社』

日本らしい土産がそろう『杜』

明治神宮を旅程に入れるならおすすめの時間帯は?

明治神宮は、夜は境内につながる門が封鎖されているため、参拝できません。

月によって、開門の時間が変わり、最も早いのは5~8月の5時。最も遅いのは12~1月の6時40分です。

明治神宮は朝から多くの参拝者で賑わっており、混雑を避けるなら、早朝に訪れるのがおすすめ。

7時であれば比較的参拝者が少なく、澄み切った空気の中、落ち着いた気持ちで参拝ができます。

明治神宮の本殿

ここで紹介したのは、明治神宮のほんの一部。実際に訪れてみると、明治神宮の多彩な魅力に気付かされます。

都心にあるためアクセスも抜群な明治神宮は、日本を訪れたら外せないスポットです。

寺社情報

名前 明治神宮
めいじじんぐう
Meiji Jingu
住所 東京都渋谷区代々木神園町1-1
アクセス 原宿駅西口すぐ
  • JR山手線(JY19)

  • 明治神宮前〈原宿〉駅2番出口すぐ
    • 東京メトロ千代田線(C03)
    • 東京メトロ副都心線(F15)

    • 参宮橋駅東口から徒歩2分
    • 小田急電鉄小田急線(OH03)

    • 北参道駅3番出口から徒歩5分
      • 東京メトロ副都心線(F14)

      • 代々木駅西口から徒歩6分
        • JR山手線(JY18)
        • JR中央・総武線(JB11)
電話番号 03-3379-5511
参拝可能時間
  • 1月/6:40~16:20
  • 2月/6:20~16:50
  • 3月/5:40~17:20
  • 4月/5:10~17:50
  • 5月/5:00~18:10
  • 6月/5:00~18:30
  • 7月/5:00~18:20
  • 8月/5:00~18:00
  • 9月/5:20~17:20
  • 10月/5:40~16:40
  • 11月/6:10~16:10
  • 12月/6:40~16:00
授与品(お守りなど) 開門から閉門まで
御朱印 御朱印帳に記帳の場合9:00~17:00、書置きの場合8:00~閉門まで
おみくじ 開門から閉門まで
拝観料 無料
※別途、入場料が必要な施設あり
ウェブサイト https://www.meijijingu.or.jp/
その他
  • 日本語・英語対応のおみくじ・看板あり
  • バリアフリー化エリアあり
  • トイレあり
  • スーツケースの持ち込み不可
  • 一部撮影禁止エリアあり
  • 土足禁止エリアなし

※記事中の情報は2024年5月時点のものです。