サクランボであれば山形県、モモは岡山県、メロンは北海道など、日本にはフルーツの名産地が点在しています。
豊かな自然と、温暖な気候を誇る和歌山県もまた、フルーツの栽培が有名です。
和歌山県をはじめ東京の銀座にも店舗を展開する『観音山フルーツパーラー』は、和歌山県の農家直送の新鮮かつ高品質なフルーツを楽しめる、人気スポット。
店の顔となるパフェメニューは、季節によってラインナップが変わります。

『和歌山県産旬フルーツの農園パフェ』は、自然の恵みがたっぷり
『観音山フルーツパーラー』を運営するのは、和歌山県紀の川市の観音山で、フルーツ専門の農家を営む『観音山フルーツガーデン』。
開園は1911年と歴史は長く、和歌山県の名産品であるミカンをはじめ、カキやブドウ、レモン、イチジクなど、同農園で栽培されるフルーツの種類は多岐にわたります。
収穫したフルーツは人の手で選別を行うことが『観音山フルーツガーデン』のこだわりの1つであり、鮮度のよさは抜群。
外からのショックで味が劣化してしまうフルーツを丁寧に扱うことは、おいしさを劣化させないために、必要なのだといいます。

地場産のフルーツをメインに使用するのは『観音山フルーツパーラー』の特徴
手間も時間もかけたフルーツを使う『観音山フルーツパーラー』のパフェは、どれも甲乙つけがたいほど魅力的。
とりわけ『和歌山県産旬フルーツの農園パフェ』は、和歌山県産のフルーツの魅力を目と舌で堪能できる逸品です。

『和歌山県産旬フルーツの農園パフェ』 2,190円(税込み) ※2025年5月取材時
旬の果物は、味わいのピークがほんの数日ということも少なくありません。
だからこそ、『今日』というタイミングが、とびきりのおいしさと出会える瞬間ともいえます。
『和歌山県産旬フルーツの農園パフェ』でも、使用するフルーツの品種を、提供期間内で変えることは当然の工夫。
そこには、おいしさへの誠実な姿勢と、生産者側の情熱が感じられます。

柑橘類だけでも3種類を使用
厳選したフルーツのみを使用するからこそ、味わいも格別です。柑橘類はうまみが強く、甘みもかなりのもの。
口に入れた瞬間に感じる、弾けるような果肉感、ジューシーな果汁が格別です。
それでいてさわやかな後味が余韻を残し、柑橘類のイメージを大きく変えてくれます。

使用するフルーツは和歌山県紀の川市産を優先的に使用
食べ進めていくと、柑橘類のジャムとホイップクリームの層に到達し、味の印象が一変。
『観音山フルーツガーデン』の工房で作られたミカンのジャムと、ホイップクリームが、やわらかな甘みを生み出します。
さらにその下には、のどごしのよいゼリーとカットフルーツ。食感、風味が徐々に変化していき、飽きることなく最後まで堪能できます。

皮まで食べられるレモンを使った『観音山レモン農園パフェ』
『観音山フルーツガーデン』を代表するフルーツ『観音山レモン』を使用したパフェからも、同農園のフルーツ栽培にかける情熱が伝わってきます。

『観音山レモン農園パフェ』 2,290円(税込み)
残留農薬を抑える工夫を取り入れ、栽培されたレモンが『観音山レモン』です。
年間最低6回以上の農薬散布を行なうのが通例とされる中、『観音山フルーツガーデン』では1年を通して2回のみ。
加えて、防腐剤とワックスは使用せず、皮まで食べられるのが特徴だといいます。

皮まで食べられる『観音山レモン』
その理由は、『観音山フルーツガーデン』のモットーは「自分の孫にも丸かじりさせることができる」であるため。
モットーを反映するかのように、『観音山レモン』の実から皮まで使って作られているのが、『観音山レモン農園パフェ』です。
パフェを彩るのは、『観音山フルーツガーデン』の工房で生まれた素材たち。

皮も使用したレモンジャムは『観音山フルーツパーラー』で購入可能
レモン味のアイスには、レモンの皮ごと煮込んだ特製レモンジャムをプラス。まろやかな酸味とほろ苦さが広がり、アイスのさっぱりとした甘みが奥行きのある味わいを生み出します。
グラスを飾るのは、輪切りにしたレモンのシロップ漬け。皮までやわらかく仕上げられており、そのまま丸ごと味わえます。

紅茶のゼリーも使用
仕上げに、レモンピールと、細かくすりおろしたレモンの皮をトッピングし、まさにレモン尽くしの贅沢な1品です。
酸味・甘み・ほろ苦さ、それぞれが層になって重なり合い、口の中でレモンの魅力が多彩に広がります。

皮ごと食べられるため、フルーツの販売を行う『観音山フルーツガーデン』での注文数も多い『観音山レモン』。
ジャムに加工したり、レモネードにしたり、使える幅が広く、さまざまな楽しみ方ができます。
『観音山フルーツパーラー』の店内では、自社工房のジャムやドリンクも販売しているため、お土産として購入するのもおすすめです。

ジャムのほかジュースなども販売
栽培はもちろん、『観音山フルーツパーラー』ひいては『観音山フルーツガーデン』が大切にしているのは、地場産フルーツのおいしさを届けるという点。
栽培農家として始まった『観音山フルーツガーデン』ですが、和歌山県産のフルーツを使った加工品の製造にも取り組んでいます。
農家としての情熱はそのままに、和歌山県で生まれた『観音山フルーツガーデン』は、地場産フルーツの魅力を世界に向けて発信し続けます。
店舗情報
店名 | 観音山フルーツパーラー 銀座店 かんのんやま ふるーつぱーらー ぎんざてん Kannonyama Fruit Parlour Ginza |
---|---|
住所 | 東京都中央区銀座4-10-5
|
アクセス |
東銀座駅A2出口からすぐ
銀座駅A8出口から徒歩4分 |
電話番号 | 03-6264-2684 |
予約 | 不可 |
支払い方法 |
|
営業時間 | 11:30~19:00(LO18:30) |
定休日 | なし ※不定休あり |
席数 | テーブル30席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | https://parlour.kannonyama.jp/ |
その他 |
|
※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年6月時点のものです。