日本のカツ料理は、海外でも『Katsu』と呼ばれ、広く知られている存在。2023年現在、訪日外国人の間で牛カツの人気が高まっています。
秋葉原にある『牛かつ 壱弐参(以下、壱弐参)』は、開店前から行列ができる人気店。待っている客の多くが訪日外国人ということも珍しくありません。
『牛かつ 壱弐参』外観
レアの牛カツは、目の前で客自身が炙る楽しさも
訪れた人の体験を大切にしている『壱弐参』。客の口コミで話題が広がり、海外からも人が訪れるようになりました。
口コミだけで行列店にまで成長するというのは、料理のクオリティが高いことの証明。多くの人を魅了し続ける理由の1つが、『牛かつ定食』です。
『牛かつ定食(かつ1枚)』 1,630円(税込み)
『壱弐参』の牛カツは、オーストラリア産のサーロインを使用。揚げる時間はわずか1分ほどです。
衣はパウダーのように細かいため、短い揚げ時間でもカリカリとした食感に。肉はレアで、しっとりととろけるような柔らかさです。
提供後に、熱した石盤で客自身が牛カツを炙って食べるのが『壱弐参』のスタイル。
肉の表面を片面10秒ずつ炙るのが、おすすめです。
調味料は『わさび醤油』と『山わさびソース』そして『岩塩』の3種類。
『わさび醤油』で食べると、肉の甘みがわさびの辛味で引き締まります。
すりおろした玉ねぎと自家製のソースに、山わさびを加えた『山わさびソース』。コクがあり、牛カツにはもちろん、麦ごはんにも合います。
たっぷりと『山わさびソース』をからめた牛カツ1切れだけで、麦ごはんが止まらなくなるおいしさです。
『岩塩』をつけて食べると、炙った肉の香ばしさが際立ちます。
塩のしょっぱさが肉の甘みをより引き立ててくれるので、肉のうまみを堪能したい人におすすめです。
店には、日本語・英語・中国語・韓国語で書かれた食べ方の説明書が用意されており、初めて牛カツを食べる人でも、安心です。
訪日外国人客が多いのは、店側の行き届いたサービスも関係しているのでしょう。
メニューや食べ方の説明が記された紙は4言語に対応
300円を追加して、小鉢を足すのもおすすめの楽しみ方
『壱弐参』の定食は、100円で小鉢を1種類追加することができます。
用意されているのは『とろろ』『明太子』『わらび餅』の3種類。300円を支払えば定食にすべてを追加することも可能です。
『とろろ』(左)『明太子』(右)
『とろろ』は麦ごはんにかけて食べるのがおすすめ。シンプルな味わいの麦ごはんに深みを加えてくれます。
また、『明太子』は、ピリッとした刺激がおいしい小鉢。『とろろ』と同じで、麦ごはんとの相性も抜群です。
最後に『わらび餅』をデザートとして食べれば、満足度も増すことでしょう。
『わらび餅』
好みの1種類をチョイスするのもいいですが、『壱弐参』は3種類すべてを一緒に追加することをおすすめしています。
麦ごはんや牛カツ、汁物と小鉢を交互に食べることで、食べ合わせや味の広がりを楽しめるのだそうです。
「牛カツを日本の食文化の1つに」というビジョンを持って、営業を続ける『壱弐参』。
海外では、日本食というと天ぷらや寿司がメジャーです。カツ料理にしても、外国人が真っ先に思い浮かべるのはトンカツでしょう。
『壱弐参』は、「今以上に牛カツの存在を広め、『日本といえば牛カツ』といわれるまでに成長させたい」といいます。
『壱弐参』の牛カツを求めて訪日外国人も多く訪れるほどです。「日本といえば牛カツ」といわれる未来は、そう遠くないかもしれません。
『壱弐参』店内
店舗情報
店名 | 牛かつ 壱弐参 ぎゅうかつ いちにさん Gyūkatsu Ichinisan |
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住所 | 東京都千代田区外神田3-8-17 渡辺ビル 地下1階
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アクセス |
末広町駅3番出口から徒歩2分
秋葉原駅(AKB)電気街口から徒歩7分
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電話番号 | 非公開 |
予約 | 不可 |
支払い方法 |
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サービス料・席料 | なし |
営業時間 | 11:00~22:00(LO21:00) |
定休日 | なし ※不定休あり |
席数 | 11席 ※カウンター7席、テーブル4席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | なし |
その他 |
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