『良縁の神様』日枝神社は大鳥居が目印! 境内には見どころも満載

日枝神社

赤坂駅、溜池山王駅からそれぞれ徒歩3分のところにある日枝神社(ひえじんじゃ)は、鎌倉時代に創建された歴史ある神社。

『山王さん』の愛称でも知られる日枝神社には、御祭神としては大山咋神(おおやまくいのかみ)が祀られています。

家内安全などのご利益があるといわれており、アクセスのよさもあって、毎日多くの参拝客と観光客が訪れる場所です。

大鳥居をくぐり坂を登って境内へ

少し高台にある日枝神社に向かうには、ルートがいくつかあります。

特に登りやすいのが、『山王橋』から向かう方法。

外堀通りを溜池山王駅側から歩いて行くと見えてくる大鳥居をくぐり、階段を登ると境内に到着します。

こちらはエスカレーターもあるので、大きな荷物を持っていても安心です。

鳥居

『山王橋』の大鳥居

また、赤坂見附駅から歩いてくると目に入る大鳥居をくぐると、西参道ルートから訪れることもできます。

鳥居

西参道の大鳥居

ただし、本来の参道はこれら2つのルートからは、ぐるりと東側に回った場所。

きちんと正面からお参りしたい人は、参道につながる『山王男坂』へ向かいましょう。

鳥居

『山王男坂』の大鳥居

石段を登りきると、朱塗りが美しい『随神門』が現れます。

左右に神社を警護する像『随身像』が置かれていることからこう呼ばれています。

『随身門』

『随身門』

広々とした境内は結婚式や七五三などにも数多く使われる場所です。

運よく結婚式に遭遇できたら、幸せをおすそ分けしてもらえるかもしれませんね。

境内

境内では、まず拝殿でお参りを。二礼二拍手一礼のスタイルでの参拝です。

お賽銭を賽銭箱に入れ、二回深くお辞儀をした後に拍手を二回し、手を合わせて祈ります。

最後に再びお辞儀をして終わりです。

拝殿

多くの神社では、本殿の前に一対の狛犬が鎮座されています。

しかし、日枝神社の特徴的なところは、本殿の前に狛犬ではなく一対のサルがいるところです。

日枝神社の御祭神である『大山咋神(おおやまくいのかみ)』の使いで、『神猿(まさる)』と呼ばれている、こちらのサル。

『神猿(まさる)』という読みが『魔が去る(まがさる)』『勝る(まさる)』に通じることから、合格祈願や開運祈願のご利益があるとされています。

また『猿』は『えん』とも読めることから、『良縁(りょうえん)にあやかれる』といういわれも。ぜひお参りをしておきましょう。

『神猿』

境内には、末社の山王稲荷神社、八坂神社、猿田彦神社があります。

山王稲荷神社には商売繁盛の神が、八坂神社には縁結びや厄除け、子孫繁栄の神である素盛嗚神(すさのおのかみ)が、猿田彦神社には開運や事業発展が願われる猿田彦神(さるたひこのかみ)が祀られています。

本殿

鮮やかな鳥居の参道はフォトスポットとしても人気

本殿の裏手には、山王稲荷神社につながる参道があります。

奉納された鳥居がずらりと並ぶ階段は、フォトスポットとして人気の場所。

日本各地や海外からの観光客が参拝の思い出として、撮影をしています。

鳥居

日枝神社は、お守りや御札、絵馬などの種類が豊富なのも魅力的なところ。

山王稲荷神社に奉納する鳥居型の絵馬と、隔年6月に行われる『山王祭』の山車(だし)を描いた『山王絵馬』があります。

授与品

(左)『山王絵馬』 1,000円、(右)『山王稲荷神社祈願鳥居(大)』 1,000円

『御眷属奉納(ごけんぞくほうのう)』は、かわいらしいキツネをかたどった人形です。

通常は願いを書いて山王稲荷神社に奉納するものですが、キュートなフォルムから、持ち帰る人もいるといいます。

『山王稲荷神社 御眷属奉納』

『山王稲荷神社 御眷属奉納』 (大)1,000円、(小)800円

日枝神社のお守りや記念品には、ゆかりのあるサルのデザインがたくさん。

人気の『まさる守』は、コロンとした形とサルの顔がなんとも愛らしいお守りです。

『まさる守(大)』

『まさる守(大)』 800円

オリジナルの御朱印帳もサルがモチーフ!

光の角度によって、布に織られたサルが浮かび上がります。シンプルながらかわいらしいデザインが素敵です。

御朱印帳

御朱印帳 2,000円

参拝記念にいただく御朱印。なんと日枝神社の御朱印は全部で6種類あります!

というのも、明治時代から現代に至るまでの御朱印を復刻しており、好きな時代のものをいただくことができるのです。

御朱印

(左)『御朱印(明治時代)』 500円、(右)『御朱印(現行)』 500円

歴史が古い神社ならではの見どころがたくさんある日枝神社。

都心とは思えないほどおだやかな時間が漂う空間なので、ぜひ訪れてみてください。

寺社情報

名前 日枝神社
ひえじんじゃ
Hie Shrine
住所 東京都千代田区永田町2-10-5
アクセス 赤坂駅2番出口から徒歩3分
  • 東京メトロ千代田線(C06)

溜池山王駅7番出口から徒歩3分
  • 東京メトロ南北線(N06)
  • 東京メトロ銀座線(G06)
電話番号 03-3982-8347
参拝可能時間 24時間
授与品 8:00~16:00
御朱印 8:00~16:00
おみくじ 8:00~16:00
拝観料 無料
ウェブサイト https://www.hiejinja.net/
その他
  • 日本語対応の看板・おみくじのみあり
  • バリアフリー化エリアあり
  • トイレあり
  • スーツケースの持ち込み可
  • 一部撮影禁止エリアあり
  • 土足禁止エリアあり

※記事中の情報は2024年11月時点のものです。