独特な形の鍋で、羊肉と野菜を焼いて食べるジンギスカン。
北海道を代表する名物料理で、訪れた際に食べたことのあるという人も多いのではないでしょうか。
1954年に創業をした『成吉思汗だるま(じんぎすかんだるま)』は、70年以上の歴史を持つ名店。
北海道札幌市に複数の店舗があり、どの店も連日行列ができるほどの人気です。
その『成吉思汗だるま』が2024年7月、東京初進出となる上野御徒町店をオープンさせました。
「マトンは苦手」という人こそ食べて!『成吉思汗だるま』のジンギスカン
ジンギスカンには大きく分けて2つの流派があります。
1つはタレに漬け込んだ羊肉を焼く食べ方。もう1つは札幌市に多いスタイルで、生の羊肉を焼き、タレにつけて食べる方法です。
『成吉思汗だるま』は、タレをつけて食べるスタイルでジンギスカンを楽しめます。
仔羊の肉である『ラム』のほうが一般的にクセが少なく食べやすいといわれ、そちらを使用するジンギスカン店も多いです。
そんな中、『成吉思汗だるま』のジンギスカンの特徴は、成長した羊の肉である『マトン』を使用していること!
独自ルートで仕入れた新鮮なマトンは嫌な臭みは一切ありません。食感は非常にやわらかく、風味も豊か。
これが人気ジンギスカン店として多くの人に支持される理由です。
『成吉思汗(じんぎすかん)』 1,290円(税込み)
東京進出にあたり店が一番苦労したのは、新鮮なマトンをどうやって東京で提供するかということ。
店主の「札幌の店となるべく同じ状況で提供したい」という思いは強く、札幌店とたった10円違いという価格にも現れています。
提供している肉のメニューは『成吉思汗』とヒレ肉、上肉の3種類。
ヒレ肉 1,690円(税込み)
『成吉思汗』は昔から提供されているスタンダードなメニューで、1皿にさまざまな部位が盛られています。
店を代表するメニューということもあり、以前は『成吉思汗』のみを提供していました。
しかし、いつしか常連客から「自分好みの部位を追加で食べたい」という声が。その結果、ヒレ肉と上肉の単品がメニュー化されました。
上肉 1,690円(税込み)
ヒレ肉は、なんと1頭から数100グラムしか取れない希少部位。
やわらかな歯ごたえの中に、あっさりしつつもうまみが詰まった、上質な味わいが魅力です。
上肉は、脂身の多い肩ロース肉の部位を分厚くカットしたもの。
ステーキのような食べごたえとジューシーさが味わえます。
肉と野菜のおいしさを楽しめるのがジンギスカンの魅力
注文方法はまず、『基本のお野菜』とマトンをセットで頼みましょう。
ジンギスカンは中央が盛り上がった独自の鍋の形により、肉を焼いていくにつれ羊の脂が鍋の縁に溜まるのが特徴です。
この脂によって野菜がじっくりと揚げ焼きのように加熱され、たまらないおいしさに。
卓上の準備が整うと、鍋の中央に羊の脂がセットされ、店員が野菜を鍋に入れてくれます。
『基本のお野菜』 230円(税込み)
次に羊の脂を鍋全体に広げ、肉を焼いていきましょう。おいしく食べるポイントは焼きすぎないことです。
また、頻繁にひっくり返すのも、あまりよくありません。
片側を焼き、ひっくり返してもう片側を焼いて、火が通ればOK。
焼き加減が分からない場合は、店員に聞くのがおすすめです。
焼き上がったら、タレにつけて食べます。
醤油ベースのつけダレは、あっさりめながら羊肉のうまみを絶妙に引き出す、店の秘伝の味。
詳しい作り方や材料は企業秘密であるタレは、いくらでも羊肉と野菜が食べられてしまう絶品の味わいです。
一通りの肉と野菜を食べたら、最後にお茶漬けを楽しみましょう。
このお茶漬けは、メニューには載っていない『裏メニュー』です。
ライスとキムチを単品で頼み、店員に「お茶漬けにしたい」というと食べることができます。
店員がライスにほうじ茶をかけてくれるので、そこにキムチ、つけダレ、残しておいた肉や野菜などをお好みで入れると完成です。
キムチ 395円(税込み)、ライス(普) 250円(税込み)
ポイントは、肉のうまみがしっかりと溶け込んだつけダレ。
ほうじ茶とつけダレが、ほかでは食べられないお茶漬けのおいしさを生み出します。
東京にいながら札幌のお店の気分も味わえる!その理由は…?
アルコールには東京では珍しい『サッポロクラシック』『余市ワイン』、北海道のJA余市が作っているチューハイ『りんごのほっぺ』など。
どれも北海道らしさを感じさせるラインナップがそろっています。
(左)『北海道余市ワイン赤/白 ハーフボトル』 各2,500円(税込み)、(中)『サッポロクラシック』 715円(税込み)、(右)『りんごのほっぺ』 495円(税込み)
『成吉思汗だるま』のジンギスカンはすべて炭火焼きなのが特徴です。
この炭も、火力が高く、かつジンギスカンがおいしく焼き上がるものを選んでいるのだとか。
上野御徒町店は2階建て。1階のみウェブサイトからの予約が可能で、2階は先着順で入店というシステムです。
店があるのは上野御徒町の中でも焼き肉店が多く並ぶエリア。
街並みが、本店のある北海道のすすきのエリアに似ていることから、この街に出店を選んだといいます。
東京にいながら、北海道ならではの味が楽しめるのはとても嬉しいですね。
連日行列ができていますが、平日16時の開店前に並べば間違いなく入店できるのでぜひチャレンジしてみてください。
店舗情報
店名 | 成吉思汗だるま 上野御徒町店 じんぎすかんだるま うえのおかちまちてん Jingisukan Daruma Ueno Okachimachi |
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住所 | 東京都文京区湯島3-41-5
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アクセス |
湯島駅2番出口から徒歩2分
上野広小路駅A3出口から徒歩3分
御徒町駅北口から徒歩5分 上野駅(UEN)7番出口から徒歩9分 |
電話番号 | 03-6240-1430 |
予約 | 1階席のみ可 ※公式ウェブサイトから予約可能 |
支払い方法 |
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サービス料・席料 | なし |
営業時間 | 16:00~翌2:00(LO翌1:30) |
定休日 | なし |
席数 | カウンター20席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | https://sapporo-jingisukan.info/ |
その他 |
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