日本の麺料理の1つ、そうめん。小麦粉から作られた、うどんやラーメンよりも細い麺が特徴です。
暑くて食欲が落ちがちな夏でも、のどごしよく、さらっと食べられることから、日本の夏を代表する料理としても知られています。
最近では、つけ汁やスープに工夫を加えた、さまざまなバリエーションのそうめんも登場。
日々進化を続けるそうめんを楽しめるスポットが、渋谷駅直結の商業施設『渋谷ヒカリエ』にある『そうめん そそそ 研究室』です。
新しいそうめんの食べ方を研究するというユニークなコンセプトを掲げ、ラボのようなミニマムかつスタイリッシュな空間で、多種多彩なそうめんが1年を通して楽しめます。

『そうめん そそそ 研究室』の内観
中国から伝わったとされるそうめんは、冷水で麺を冷やし、めんつゆなどの醤油ベースのつけ汁につけて食べるのが定番のスタイル。
軽やかでのどごしがよく、夏の暑さをやわらげる料理として根付いています。
『そうめん そそそ 研究室』で使われているのは、日本三大そうめんの1つ、香川県の小豆島手延そうめんのブランド『島の光』。
約400年の歴史を誇り、厳選した小麦粉、塩、ゴマ油を使用。職人が仕立てる伝統的な名品で、『強いコシ』と『なめらかなのどごし』という特徴を持ちます。

自分好みにアレンジするのが楽しい!そうめん研究とは
『そうめん そそそ 研究室』では、麺の種類、量、ベースの味付け、トッピングの調味料と具材を選んで、自分好みのそうめんをつくることができます。ちなみに、同店ではこの『自分好みにカスタマイズすること』を『研究する』と表現します。
そうめん研究はまず、麺の種類と麺量を選ぶところから。
麺は、つるつるとしたのどごしの『赤帯』、香り高い『黒帯』、もっちりとした食感で最高級品の『金帯』の3種類です。麺の量は基本を1.5束として、0.5束から3束まで選べます。

(すべて1.5束で左から)『金帯』 220円、『黒帯』 198円、『赤帯』 165円(すべて税込み)
次にベースの味付けを選択。味付けによりそうめんの食べ方や、温かいものか冷たいものかも決まります。
味付けは大きく分けてスープ系、和え麺系、つけ麺系の3つです。
スープ系に分類される味付けは、『出汁』『カレー』『クリーム』など6種類。ラーメンのようにそうめんをスープに浸らせていただきます。
和え麺系の味付けを選んだ場合、ペースト状の調味料をそうめんに和えて味わうスタイルで。こちらも『梅ペースト』『トマトペースト』『ガーリックオイルペースト』など、6種類があります。
そして、そうめんをつけ汁につけて食べる、つけ麺系は王道の『めんつゆ』『ごま豆乳』『トマト』の3種類です。
どの味付けも魅力的で、「どれにしようかな?」と迷ってしまいますね。

スープ系6種、和え麺系6種、つけ麺系3種と、味付けだけで計15種類から選ぶことができる
ベースの味付けを決めたら、ゴマ油やオリーブオイル、ナンプラー、出汁醤油、トリュフオイルといった調味料を選びます。
そして最後に、具材を選んで完成です。具材は肉や海鮮、野菜、加工食品、揚げ物までなんと50種類!

(左上)『明太子』 330円、(右上)『えび』 330円、(中央)『ソーキ』 220円、(左下)『ナス天ぷら』 110円、(右下)『山利しらす』 220円(すべて税込み)
麺の種類からベース、各種トッピングまで、それぞれで価格が決まっており合計した金額が1品の料金です。
調味料と具材のトッピングは別の皿で提供されるため、途中で入れて味を変化させることもできます。好きなだけトッピングを楽しんでください。
迷った時は定番そうめんがおすすめ!
「種類が多くて選べない」という人におすすめなのが、王道の素材をカスタマイズした定番のそうめんセット。
まず1つめのおすすめは『レモンとしらすの冷製素麺』です。

『レモンとしらすの冷製素麺』 1,320円(税込み)
特製のカツオ出汁とレモンをきかせたシャーベット状の出汁をあしらい、そこに具材は高級な『山利のしらす』、しょうがの一種であるミョウガ、カイワレ大根、大葉など、香り豊かな具材がふんだんに盛り付けられたひと皿です。
ひと口食べると、爽快なレモンの酸味に出汁の風味が鼻を抜け、シラスのうまみ、ミョウガや大葉の香りが口の中で融合します。

レモン出汁シャーベットのシャリシャリとした食感と、さっぱりしながらも濃厚な味わいは、暑い日に最適です。
より日本独自の食文化を満喫したい人は、定番そうめんの中から『ネバトロそうめん』をオーダーしてください。

『ネバトロそうめん』 1,320円 (税込み)
ベースの味付けは王道のカツオベースの特製出汁。具材は、日本の伝統的な発酵料理の納豆やねばねばした緑の野菜のオクラ、たくあんを燻した『いぶりがっこ』、キュウリ、鰹節、ミョウガなどバラエティ豊か。
納豆とオクラは、日本では定番の組み合わせで、ねっとりとしたテクスチャーと独特の香りがクセになります。

中央の黄味を崩し、豪快に混ぜて食べるのがおすすめの食べ方。
口の中でさまざまな食感や香り、味わいが重層的に広がり、最後まで飽きずに楽しめます。
温かいそうめん『にゅうめん』に、おつまみ、アルコールも充実
そうめんは冷製仕立てのものが定番ですが、温かいそうめんも一般的に『にゅうめん』と呼ばれ、親しまれています。
『そうめん そそそ 研究室』で人気の温かいそうめんは、『豚とおあげとチーズ 九条ネギカレーそうめん』です。

『豚とおあげとチーズ 九条ネギカレーそうめん』 1,342円(税込み)
ベースのスープは出汁とスパイスがきいた『カレー』。
そこに豚バラ肉、コク深いチーズ、京都産の香り高い九条ネギ、油揚げが絡み、食べるごとに濃厚な味わいが広がります。

また、『そうめん そそそ 研究室』では、そうめん以外の丼メニューや、前菜、揚げ物、肉や魚介料理、野菜料理など酒のつまみも充実。
アルコールもビールや日本酒、ナチュールワインがそろうだけでなく、焼酎やウイスキー、ジンの原液を好みのソフトドリンクとミックスし、ビーカーのグラスで飲むユニークなカスタマイズカクテルまで多種多彩に用意されています。

まずは酒とつまみを楽しみ、最後をそうめんで締めくくるのも、『そうめん そそそ 研究室』ならではの味わい方です。
渋谷でそうめんの奥深さを一緒に探求し、楽しみませんか。
店舗情報
店名 | そうめん そそそ 研究室 そうめん そそそ けんきゅうしつ Somen Sososo Kenkyushitsu |
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住所 | 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 6階
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アクセス |
渋谷駅(SBY)15番出口すぐ
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電話番号 | 03-6450-6795 |
予約 | 可 ※電話、食べログ、ホットペッパーグルメから予約可能 ※8月中は不可 |
支払い方法 |
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サービス料・席料 | なし |
営業時間 | 11:00~21:15(LO) |
定休日 | なし ※渋谷ヒカリエの休館日に準ずる |
席数 | 30席 ※カウンター8席、テーブル22席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | https://so-mensososo.com/ |
その他 |
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※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年8月時点のものです。