東京駅や浅草、秋葉原といった主要観光地から電車で数分、都営地下鉄浅草線で羽田空港から約30分とアクセス良好な下町、浅草橋。
ローカルな雰囲気が漂う個人店が並ぶ中、日本酒通の間で評判を集めているのが『日本酒バル 醸ス』です。

『日本酒バル 醸ス』の内観
花火大会でも有名な隅田川を挟んで浅草のすぐ隣に位置する浅草橋は、革小物やアクセサリー、玩具、クラフト用品など、専門店や問屋が軒を連ねるものづくりの街。
にぎやかな観光地とは一線を画し、昔ながらの東京の下町らしさが今も色濃く残っています。
そんな浅草橋駅の西口を出てすぐの場所にあるのが、『日本酒バル 醸ス』。季節感を反映した日本酒と創作料理を気軽に楽しめる1軒です。

壁を埋め尽くす日本酒のラベル
定番にして鉄板! まず頼みたいおすすめメニュー
『日本酒バル 醸ス』の料理は、どれも日本酒に合うものばかり。日本の酒場で定番の料理であり、まず注文したいのが『醸スポテトサラダ』です。
なめらかなマッシュポテトの上に乗るのは、特製の醤油ダレに漬け込んだ味付き玉子。さらに、自家製の醤油フィリングとフライドオニオンが加わり、ひと口ごとに異なる食感とともに、じんわりと濃厚なうまみが広がります。

『醸スポテトサラダ』 605円(税込み)
また、旬の魚介を楽しめる『刺身盛合』も外せません。
4〜5種類の魚介の刺身の盛り合わせは、その日の仕入れによって内容が変わり、1人前から注文可能。1人で訪れても気軽に注文できるのは嬉しいポイントです。
取材時は、みずみずしく弾力のあるタコ、脂がのったサーモン、上品なうまみのイザキ、ほのかに甘いサワラの4種類がラインナップ。

『刺身盛合』 1人前:980円(税込み)
日本の酒場では、最後にご飯や麺料理を食べて食事を締めくくる習慣があります。
『日本酒バル 醸ス』で締めの料理として人気なのは、『真鯛の炊き込み焼きおにぎり』です。
高級魚である鯛の出汁で炊いたご飯を香ばしく焼いたおにぎりは、お茶碗1杯分ほどの量で、しっかりと満足感が得られます。

『真鯛の炊き込み焼きおにぎり』 495円(税込み)
日本酒×各国料理の異種ペアリングを体験!
『日本酒バル 醸ス』では、常時約30種類の日本酒をラインナップ。季節を感じる旬のものを中心に、人気銘柄や知る人ぞ知るレアな日本酒まで幅広く取りそろえています。
味のタイプはフルーティーで香り高いもの、米のうまみが際立った旨口、甘みと酸味のバランスがとれた味わいに、濃醇な熟成酒まで多種多彩。
日本酒に詳しくなくても、味の好みや食べている料理を伝えるだけで、ぴったりの1杯を提案してくれます。
1週間ほどでラインナップの大半が入れ替わるので、週に何度も訪れる常連客も多いとか。

日本酒は1合550円〜(税込み)
『日本酒バル 醸ス』のオーナーシェフがおすすめするのは、意外にも和食ではない料理とのペアリング。
例えば、『日高四元神威豚 自家製ソーセージ』と日本酒『大盃macho』の組み合わせです。
脂の甘みと赤身のバランスの取れたブランド豚にハーブをきかせ、サルシッチャ風仕立てにした名物ソーセージは、インパクトの強い味わい。骨太な味わいの辛口日本酒『大盃macho』との相性がよく、相乗効果でジューシーな味わいがより引き立つといいます。

『日高四元神威豚 自家製ソーセージ』 825円(税込み)
ほかにも、『地鶏の塩こうじ コンフィ』や中国料理の香辛料を効かせた『麻婆豆腐』など、和食以外の料理も楽しめるので、異種ペアリングにぜひチャレンジしてみてください。

日本酒を注文すると好きなお猪口を選んで飲める
夏の定番おつまみと夏酒を楽しむ
季節を感じる料理が酒とともに楽しめるのも『日本酒バル 醸ス』の大きな魅力です。
夏の時期におすすめしたい料理が、まず天ぷら。
夏の定番野菜の1つにトウモロコシがあり、粒々感のテクスチャーと甘みが引き立った『とうもろこしの天ぷら』は大人から子供まで幅広い世代に愛される絶品メニューです。
また、日本の夏の川魚を代表する『鮎の天ぷら』のほろ苦い味は、カラッとした食感とともに味わえます。

(左)『とうもろこしの天ぷら』 700円(税込み)、(右)『鮎の天ぷら』 600円(税込み)
ほかにも、日本では夏の暑い時期に栄養価の高いウナギを食べてスタミナをつける伝統があります。
そのウナギを卵焼きで巻いたのが鰻料理の定番『鰻巻き』です。
一般的に卵焼きは醤油を漬けて食べますが、こちらは特製の甘いタレがかかっているので、卵焼きからじゅわっとあふれる出汁とともにそのままいただきます。

『鰻巻き』 820円(税込み)
さらに、食欲が落ちやすい夏にさっぱりといただける、夏野菜を使った料理『夏野菜の出汁浸し』も人気。
日本の夏野菜を代表する、ナスやズッキーニ、パプリカ、しょうがの一種であるミョウガなどを焼いた後、冷たい出汁に浸した料理で、みずみずしくさわやかな味わいが魅力です。
野菜の種類は、その日の仕入れによって変わります。

『夏野菜の出汁浸し』 640円(税込み)
日本酒にも夏ならではのものがあります。『爽酒』と呼ばれる夏の日本酒です。
さわやかな飲み口かつ軽やかな味わいが特徴で、アルコール度数が低めのものや微発泡のタイプも多く、暑い日に冷酒で飲めばまさに気分爽快!
さっぱりした夏の料理をより引き立ててくれます。

下町情緒漂う浅草橋での、地元の人とともに旬の酒と料理を味わう体験は、日本の食文化の素顔が垣間見られます。
日本の日常にそっと入り込める、そんな特別な夜を、『日本酒バル 醸ス』で過ごしてみませんか。
店舗情報
店名 | 日本酒バル 醸ス 浅草橋 にほんしゅばる かもす あさくさばし KAMOSU |
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住所 | 東京都台東区浅草橋1-13-8 森田ビル 2階
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アクセス |
浅草橋駅西口すぐ
秋葉原駅(AKB)昭和通り口から徒歩12分
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電話番号 | 03-5829-8107 |
予約 | 可 ※食べログから予約可能 |
支払い方法 |
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サービス料・席料 | お通し代550円(税込み) |
営業時間 | 月~金曜日17:00~23:00(LO) 土曜日17:00~22:00(LO) |
定休日 | 日・祝日 |
席数 | 36席 ※カウンター9席、テーブル27席 |
喫煙・禁煙 | 分煙 ※電子たばこのみ席での喫煙可 |
ウェブサイト | https://www.instagram.com/kamosusake/ |
その他 |
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※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年8月時点のものです。