創業200年超!東京・日暮里の名物団子が絶品すぎて感動【羽二重団子 本店】

羽二重団子 本店

東京の日暮里に本店を構える『羽二重団子』は、1819年創業の老舗茶屋。200年以上にわたって多くの人に親しまれてきました。

江戸時代から続く歴史ある店だけに、夏目漱石をはじめ、正岡子規、泉鏡花、司馬遼太郎といった名だたる文豪たちの作品にもたびたび登場します。

長い間多くの人に愛されてきた『羽二重団子』の魅力とは何か。『羽二重団子』をはじめとした店の多彩な和菓子と併せてご紹介します。

歴代文豪に愛された『羽二重団子』

成田空港から京成スカイライナーで直通で行ける、日暮里駅から歩いて3分ほどの場所に『羽二重団子』の本店はあります。

駅の目の前には寺があり、店の周辺は自然も多く、とても落ち着いた雰囲気です。

『羽二重団子』本店の内観

『羽二重団子』本店の内観

店内に飾られているのは、文豪が遺した直筆の書や、店にちなむ資料、歴史の記憶を伝える展示品の数々。

『羽二重団子』が歩んできた長い歳月を、静かに感じ取ることができます。

『羽二重団子』展示物 吾輩は猫である

『羽二重団子』が登場する書籍『吾輩は猫である』

店の前には『団子の由来』が記された看板も。

羽二重団子

独特の歯ごたえにリピーター続出の『羽二重団子』とは

店名にもなっている、看板商品の『羽二重団子』は、『餡』『焼き』の2種類。

店内の喫茶スペースでは、お好みの組み合わせでいただくことができます。

『羽二重団子(煎茶付)』 2本

『羽二重団子(煎茶付)』 2本660円(税込み)

『羽二重団子』では、団子の値段のみで、お茶も一緒に楽しめる嬉しいサービス付き。

お茶のおかわりを希望する場合は、スタッフにたずねてください。

羽二重団子

団子にはもち米でなく、うるち米を使用。『羽二重団子』で使用しているのは山形県で作られているブランド米『はえぬき』で、庄内米を使うのが伝統だとか。

味は、北海道小豆を使用した甘さ控えめのこしあん『餡』と、生醤油のつけ焼き『焼き』のみです。「どちらも食べたい」と、2種類とも注文する客が圧倒的に多いといいます。

団子は追加することができ、1本330円(税込み)で、好みの味を希望の本数分、追加可能です。

羽二重団子

「よい団子は手間をかければ出来る。よそが300搗く(つく)なら、うちは600搗け」が先祖代々の教えだという『羽二重団子』。

しっかりと搗きあげられた団子は、うるち米の団子とは思えない、もっちり、やわらかな歯ざわりが最大の特徴です。表面も艶やかに仕上がっています。

抹茶(お薄)

『抹茶(お薄)』 495円(税込み)

飲み物には、抹茶の粉に湯を加え、空気を含ませるようにしてかき混ぜた『抹茶(お薄)』も用意されています。

1つの串に4つの団子を刺したものが基本ですが、団子を2つだけ刺したミニサイズの『羽二重団子』2本と『抹茶(お薄)』をセットにした『抹茶セット』869円(税込み)も人気です。

甘い団子を頬張った後、抹茶を飲めばほどよい苦みが口の中をさっぱりと整えてくれます。口の中に広がる繊細な余韻が、心までほどいてくれるようです。

ゆっくり味わいたい、老舗の甘味たち

『羽二重団子』ではほかにも、伝統的な日本の甘味をいただくことができます。

ぜんざい

『ぜんざい』 770円(税込み)

大粒で味わいもよい丹波産の小豆を使用した『ぜんざい』は、温かいものと冷たいものから、お好みで選べます。

小豆のおいしさと上品な甘さが、なんともほっとする1品。味を付けていない団子の『白焼き』を入れたものも人気なので、ぜひそちらも試してみてほしいところです。

『ぜんざい』に『白焼き』を入れた『焼き団子白焼き入り』は、957円(税込み)で注文できます。

ゆずドリンク

『ゆずドリンク』 660円(税込み)

日本産のユズで作られた『ゆずドリンク』は、さわやかな風味がたまりません。

ホットとアイスどちらも用意しており、アイスは冷水と炭酸割りのお好きな方を選べます。

甘さは控えめなので、シロップを少し加えて味を調整してみてください。

テイクアウト商品も販売

テイクアウト商品も販売

店内では、『羽二重団子』をはじめ、さまざまな和菓子をテイクアウトで購入することができます。

夏目漱石の代表作『吾輩は猫である』にちなんで作られた『漱石もなか』。ネコ型の最中の中に、『羽二重団子』の『餡』と同じこしあんと団子で作られた『しづくあん』が入っています。

漱石もなか

『漱石もなか』 405円(税込み)

『しづくあん』は自分で挟んでいただくので、最中の皮のパリッとした歯ごたえとやわらかな『餡』、そして『餡』の中にある団子のもちもちとした食感のコントラストが楽しい1品です。

イートインの場合は、『羽二重団子』の『焼き』1本と『漱石もなか』1個、そして煎茶がセットになった『漱石セット』が742円(税込み)でいただけます。

羽二重団子 英語パンフレット

店内には、商品を紹介した英語のパンフレットが用意されているので、待ち時間に店の歴史や『羽二重団子』について知ることができます。

一度食べれば、200年以上にわたって愛されている理由がよくわかる『羽二重団子』。

店は上野公園から徒歩20分ほどの距離にあるため、上野散策のついでに、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店名 羽二重団子 本店
はぶたえだんご ほんてん
Habutaedango Honten
住所 東京都荒川区東日暮里5-54-3
アクセス 日暮里駅東口から徒歩3分
  • JR山手線(JY07)
  • JR京浜東北線(JK32)
  • JR常磐線(JJ22)
  • 京成本線(KS02)
  • 日暮里・舎人ライナー(NT01)
電話番号 03-3891-2924
予約 不可
支払い方法
  • 現金
  • カード可(American Express・Diners・Master・JCB・VISA)
  • 電子マネー可(交通系電子マネー〔Suicaなど〕・iD・nanaco・QUICPay・WAON・楽天Edy)
  • QRコード決済可(au PAY・d払い・PayPay・楽天 Pay)
営業時間 月~金曜日9:30~16:30(LO)
土日・祝日10:00~16:30(LO)
定休日 なし
※不定休あり
席数 15席
※カウンター3席、テーブル12席
喫煙・禁煙 全席禁煙
ウェブサイト http://www.habutae.jp/
その他
  • 日本語のメニューブックのみあり
  • アレルギー対応メニュー、ヴィーガン・ベジタリアン・ハラール対応メニューなし
  • 車いす可
  • テイクアウト可(一部商品のみ)、デリバリー不可
  • スーツケースを置くスペースあり
  • Wi-Fiなし
  • 客が店内で撮影した料理写真や動画のSNS投稿は可
  • 個別会計は不可

※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年7月時点のものです。