ダイヤモンドが施された日本一の大神輿を富岡八幡宮で発見

富岡八幡宮の写真

日本の祭りといえば、神輿の巡行が伝統です。

日本各地に存在する神輿の中でも最大といわれる大神輿が、富岡八幡宮に展示されているのを知っていますか。

ダイヤモンドや純金を使用した大神輿は、見ごたえのある美しさですよ!

おみこしの写真

約400年の歴史を持つ富岡八幡宮に参拝

1627年に創建された富岡八幡宮は、応神天皇を祀る神社です。

応神天皇は、勝負運や出世運などのご利益があるとされています。

富岡八幡宮

富岡八幡宮では、鳥居の前でお辞儀をしてから境内に入るのが参拝の作法です。

境内に入ったら、手水舎(ちょうずしゃ・ちょうずや)の水で、手と口を清めましょう。

手水舎の写真

手水舎

富岡八幡宮の手水舎は、黄金の鳳凰(ほうおう)が参拝客を見守っています。

鳳凰は中国の神話に登場する、伝説の生き物です。

そんな鳳凰の口から出てくる水で身を清めると、よりありがたみを感じられますね。

手水舎の写真

身を清めた後は、本殿に向かいましょう。

本殿は2棟の建物が前後に繋がった造りになっており、鮮やかな朱色が目を引きます。

富岡八幡宮の写真

富岡八幡宮の本殿

本殿にある賽銭箱の前に立ったら、神様への感謝のしるとしてお賽銭を。

次に2回深くお辞儀、2回手を叩き、お祈りをします。そして最後にもう1度お辞儀をしましょう。

参拝方法は境内に設置されているタッチパネルで、日本語と英語で説明されています。誰もが安心して参拝できる気遣いはありがたいですね。

富岡八幡宮の本殿

豪華絢爛!注目の巨大な神輿

境内には『一の宮神輿』『二の宮神輿』と呼ばれる巨大な大神輿が保管されています。

『一の宮神輿』は高さが4m以上、重さ4.5トンと圧巻の大きさ。

「日本一の大神輿」と称されているのも納得のサイズですね。

『一の宮神輿』の写真

『一の宮神輿』

さらに驚くべきは『一の宮神輿』の豪華さ!屋根には24㎏もの純金を使用し、黄金に輝いています。

また、神輿の最上部に佇む鳳凰にも注目です。目には4カラット、胸には7カラットのダイヤモンドが施されています。

『一の宮神輿』の写真

豪華な『一の宮神輿』ですが、その重さのせいで担ぐのが難しいため、実際に祭りで使われることはありません。

代わりに、ワンサイズ小さな『二の宮神輿』が祭りで担がれます。

お神輿の写真

(左)『一の宮神輿』 (右)『二の宮神輿』

しかし『二の宮神輿』を担ぐのは3年に一度だけ。『本祭り』という祭りの翌年にだけ、担ぐ決まりです。

祭りで担がれた『二の宮神輿』の迫力は、見る者をうっとりさせるでしょう。

絶対に見たい人は、祭りの開催時期を事前に情報をチェックしてから訪れてください。

神輿の写真

また、富岡八幡宮では毎年8月の中旬に、『深川八幡祭り』という祭りを行っています。

東京都で行われる祭りの中でも特に規模が大きい、江戸三大祭りの1つに数えられており、見物客は50万人を超えることも。

沿道の観衆が神輿へ水をかけるのが特徴の、日本の夏を感じる祭りです。

神輿の写真

富岡八幡宮は江戸勧進相撲の発祥の地

勝負運のご利益があるとされる富岡八幡宮は、相撲とも深い関りがあります。

境内には相撲に関する石碑があり、その1つが『横綱力士碑』です。

『横綱力士碑』の写真

『横綱力士碑』

歴代の横綱の名前が刻まれている『横綱力士碑』。1900年に歴代の横綱を表彰する目的で建てられました。

石碑は高さ3.5m、重さ20トンと大きく、ずっしりと大地に構えた様子が、土俵に上がった横綱のようで気迫を感じるほどです。

新しい横綱が誕生した際には、横綱本人が石碑に名前を刻む刻名式が開かれます。

『横綱力士碑』の写真

朝青龍、白鵬、日馬富士など歴代横綱の名が刻まれている

ほかに、歴代の大関力士を顕彰するために建立された『大関力士碑』や、力士の手や足の形が刻まれた『巨人力士手形足形の碑』なども、相撲の名所として人気です。

『巨人力士手形足形の碑』では、自分の手のひらとサイズを比較する人も珍しくありません。これは相撲ファンでなくとも、試してみたくなりますね!

『巨人力士手形足形の碑』

『巨人力士手形足形の碑』

富岡八幡宮ならではの絵馬や御朱印

富岡八幡宮ではさまざまな絵馬がいただけます。

中でも富岡八幡宮ならではの絵馬が『力士絵馬』。勇ましい力士の描かれた大きな絵馬は目を引きます。

願いごとを記載して奉納しましょう。

『力士絵馬』の写真

『力士絵馬』 1,500円

参拝後にいただくのは、参拝の証である御朱印です。

富岡八幡宮では『一の宮神輿』にちなんで、神輿のスタンプが押された御朱印をいただけます。

御朱印の写真

御朱印 500円

御朱印を記載する御朱印帳の表面には社殿が、裏面には『深川八幡祭り』の様子がデザインされているのが特徴。

富岡八幡宮にとって、祭りが大切な行事であることが伝わってきますね。

御朱印帳の写真

御朱印帳 1,500円

御朱印帳の写真

種類豊富なお守りで願いごとを叶えよう

富岡八幡宮には、『ペット守』という一風変わったお守りがあります。

これは、ペットの健やかな成長と、愛犬との幸せな日々を祈ったお守りです。愛犬の首輪に付ける家庭も多いとのこと。

『ペット守 勾玉』の写真

『ペット守 勾玉』800円

ほかに、サンリオキャラクターのハローキティが描かれた『キティ守』や、学業成就のお守り、必勝を祈願したお守りなどがあります。

願いごとにぴったり合うお守りを探してみてはどうでしょうか。

キティ守りの写真

『キティ守(大)』 800円

富岡八幡宮には、ずらりと連なる鳥居や、江戸時代から姿を残す狛犬などがあり、風情を楽しめるスポットがたくさんあります。

参拝の際には、境内をゆっくり散策してみてください。

富岡八幡宮の写真

寺社情報

名前 富岡八幡宮
とみおかはちまんぐう
Tomioka Hachimangu Shrine
住所 東京都江東区富岡1-20-3
アクセス 門前仲町駅駅1番出口から徒歩3分
  • 東京メトロ東西線(T12)
  • 都営地下鉄大江戸線(E15)
電話番号 03-3642-1315
参拝可能時間 24時間
授与品 9:00~17:00
御朱印 9:00~17:00
おみくじ 9:00~17:00
拝観料 無料
ウェブサイト http://www.tomiokahachimangu.or.jp/
その他
  • 日本語・英語対応の看板あり。日本語対応のおみくじあり
  • バリアフリー化エリアあり
  • トイレあり
  • スーツケースの持ち込み可
  • 一部撮影禁止エリアあり
  • 土足禁止エリアなし

※記事中の情報は2024年8月時点のものです。