東京有数の繁華街が広がる池袋エリアは、多くのラーメン店がしのぎを削る激戦区。
『麺屋Hulu-lu』(めんや ふるる)は、その中で独自のポジションを築きながら10年以上トップ人気を維持し続ける名店です。

東京屈指の巨大ターミナル駅である池袋駅西口から、徒歩で約10分。
池袋の喧噪から離れた場所にある『麺屋Hulu-lu』は、ハワイのカフェのような空間がユニークな個性派ラーメン店です。
店のオーナーシェフは、世界で初めてラーメン店でミシュランガイドの星を獲得した店で、10年間修行を積んだ実力派。
2012年に愛して止まないハワイをイメージした空間と、ラーメンをかけ合わせた『麺屋Hulu-lu』をオープンさせました。

細部にまでこだわり抜いた素材で創る唯一無二の味
店で出すラーメンについて、オーナーシェフは「私が特別なわけではなく、日々生産者をリスペクトし、素材それぞれの魅力を引き出しながら、ピースをうまく繋ぐことを大切にしています」と謙虚に話します。
その自由な発想で生み出す多彩かつ独創的なラーメンは、日本のレビューサイトで何度も上位にランクイン。その味を求めて、わざわざ遠方から訪れるファンも少なくありません。

ベースとなるスープは、ブランド鶏や香味野菜など厳選した素材と、ハワイの軟水を合わせ、じっくり炊いてうまみを引き出した特製のものです。
提供するラーメンの種類によって火入れの時間を変え濃度を調節。

麺は、日々の気温や湿度などコンディションによって配合する水の量を変えるだけでなく、太さ、粉の配合、水分量が異なる数種類の自家製麺を使い分けするこだわりようです。

絶妙なうま辛いバランスがやみつきになる『豆乳担々麺チーズリゾットセット』
『麺屋Hulu-lu』の名前を日本全国に知らしめた逸品が『豆乳担々麺』です。
こちらはラーメン界の有名なコンペティションの『旨辛でやみつきになる部門』でグランプリを獲得した1杯。
当初は冬季限定で提供されていましたが、大好評のあまりグランドメニューになりました。

『豆乳担々麺チーズリゾットセット』 1,500円(税込み)
豆乳と担々麺の組み合わせは、ラーメン界では定番。しかし、『麺屋Hulu-lu』ではセオリー通りのゴマ風味ではありません。
スープを飲んだ瞬間、厳選したスパイスとラー油の辛味をクリーミーな豆乳がやさしく包み込むのを感じるでしょう。
まろやかなうまみが口中に広がった後、深いコクが心に響く余韻を生み出します。
また、低温でやわらかく調理されたレア仕立てのチャーシューとの相性も抜群で、歯ごたえのある細麺もよく絡みます。

麺とともに楽しみたいのが、セットのチーズかけご飯です。
ライスを覆うチーズは香ばしく炙られ、レンゲでスープとともに合わせて食べれば、絶品リゾットに!

麺を食べ終えたら、残りのスープにライスを投入することでより混ざり合い、最後の一滴まで味わい尽くすことができます。

濃厚でコク深い限定つけ麺『みそつけ麺』
『麺屋Hulu-lu』で最も手間がかけられたメニューが、金曜日限定で提供される『みそつけ麺』です。

『みそつけ麺 ミニオニチャーSET』 1,450円(税込み)
つけ汁は、8時間煮込み白濁させたスープに味噌ダレを合わせた、濃厚で風味高い味わい。
味噌ダレには、赤味噌、白味噌など3種類の味噌と、ピーナッツバター、豆板醤、ニンニクなどが使われています。

『みそつけ麺』
つけ麺は、ひと口ごとに好きな量の麺を箸で掴み、つけ汁に浸して食べます。
つけ麺用に作られた全粒粉入りのストレート太麺は、濃厚なスープによく絡み、歯ごたえ抜群です。
噛むほどに感じるのは、麺自体の香りと味噌の甘み、うまみ。そして、刻んだユズがさわやかに香り、上品な印象を与えています。
つけ麺の具材は個性豊か。低温調理した豚肩ロース肉と鶏チャーシュー、味付き玉子、カイワレ大根とエディブルフラワーが丼を彩ります。

セットで付いてくる『ミニオニチャー』は、食事の満足度を上げる丼。
刻んだチャーシューに、ニンニクをきかせたオニオンソースがかかった、間違いのないおいしさです。

『ミニオニチャー』
滋味深いスープとジューシーな鴨肉を味わう『鴨ワンタンSOBA』
『鴨ワンタンSOBA』もファンの多い1杯です。
こちらは、透き通った清湯スープ(ちんたんすーぷ)に特製の醤油ダレを混ぜた醤油ラーメン。
日本固有の柑橘であるユズと、青唐辛子などを混ぜて練った伝統的な調味料、柚子胡椒をきかせた、淡麗系のスープが特徴です。
さわやかな辛みと醤油のコク深さがたまりません。

『鴨ワンタンSODA』 1,350円(税込み)
具の主役である鴨ワンタンは、なめらかな舌触りが特徴。
ワンタンの中から、ジューシーな鴨肉特有のうまみが広がり、スープに深みを加えています。

ほかにも、月替わりや日替わり、週替わりなど限定のメニューが多数用意されているのが、『麺屋 Hulu-lu』の魅力の1つ。
多彩なメニューを求め、常連客やリピーターが多数いるのも納得です。
そのおいしさが日本のみならず、海外でも知られているため、『麺屋 Hulu-lu』には訪日観光客の姿も珍しくありません。
そのため、日本語だけでなく、英語メニューも用意されています。

店内はゆったりと空間がとられ、テーブル席やスーツケースを置くスペースも。
独創性の高い、唯一無二の味を求めて、ぜひ訪れてみてください。
店舗情報
店名 | 麺屋 Hulu-lu めんや ふるる Menya Hulu-lu |
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住所 | 東京都豊島区池袋2-60-7
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アクセス |
池袋駅C6出口から徒歩7分
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電話番号 | 03-3983-6455 |
予約 | 不可 |
支払い方法 |
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サービス料・席料 | なし |
営業時間 | 月・水~土曜日11:30~15:00(LO)、17:30~20:50(LO) 日・祝日11:30~15:30(LO) ※第2・4月曜、毎月1日は特別メニューのみ販売(通常メニューはなし) 毎週金曜はつけ麺のみの販売 |
定休日 | 火曜日 |
席数 | 11席 ※カウンター5席、テーブル6席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | http://hulu-lu.com/index.html |
その他 |
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※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年4月時点のものです。