おでんは、日本料理の中でも出汁文化を象徴する料理。
うまみを引き出した出汁に、ダイコン、半熟卵、魚介の練り物などをじっくりと煮込んだ滋味深い味わいは、素材と技の調和を堪能できる日本らしい逸品です。
古くから親しまれているおでんを、現代的なセンスで再構築したのが、麻布十番に店を構える『O’denbar うまみ 麻布十番』。
繊細な出汁の風味を軸に、厳選された日本酒やナチュールワインとの洗練されたペアリングが楽しめます。

『O’denbar うまみ 麻布十番』の内観
『うまみ』は、日本で生まれた第五の味覚として、今では世界の料理界でも注目される存在。和食にとっては、食材そのものの魅力をそっと引き立ててくれる、欠かせない味覚の1つです。
東京の麻布十番にある『O’denbar うまみ 麻布十番』では、このうまみに真摯に向き合いながら、おでんの新しい形を提案しています。
味のバランスを知り尽くした栄養士と料理人が手がける、やさしい出汁の余韻を、ぜひじっくりと味わってみてください。

出汁のうまみが染みこんだ関西風おでんはマスト
おでんの味の要は出汁。『O’denbar うまみ 麻布十番』では、主に昆布とカツオ節から抽出して、出汁を作ります。
昆布は、老舗の昆布問屋から仕入れる北海道産の高級な3種類の昆布を贅沢に使用。

北海道の利尻、羅臼、根室の昆布
昆布にカツオ節を合わせ、丁寧に煮出すことで透き通った黄金色の出汁が作られます。
『O’denbar うまみ 麻布十番』が使うのは、毎朝出汁づくりを行い、雑味がなく最もうまみが豊かな『一番出汁』のみ。
翌日に持ち越さず、常に新しい出汁で仕上げるというこだわりは、味の奥深さにも表れています。
おでんの味は店や地域によって異なり、『O’denbar うまみ 麻布十番』は醤油を使用しない、出汁のうまみを生かした味付けです。

黄金色に美しく透き通った一番出汁
こだわりは出汁だけではありません。
おでんを煮込む際は、クセの強い食材の風味がほかの具材に移らないように、それぞれで下処理をしてからおでん鍋で合わせています。

おでん鍋で煮込まれるおでんの具
『O’denbar うまみ 麻布十番』が用意するおでんの種類は、定番のものと、季節ごとに変わるものを合わせて、約20種類。
その中から定番の10種類を盛り合わせた『本格関西おでん10種類盛り合わせ』は、まず注文すべき1品です。

『本格関西おでん10種類盛り合わせ』 2,400円(税込み)
具材は店側が選ぶためバラエティ豊かな内容で、おでんでは珍しい半熟の『たまご』、アジを団子にした『あじつみれ』、餅を油揚げで包んだ『きんちゃく』、魚の練り物を揚げた『さつまあげ』、豆腐の練り物『がんもどき』、定番具材の『こんにゃく』など、多彩なラインナップが入ります。

おでんの代表格『だいこん』も、箸で切れる程やわらかく煮込まれ、噛むと出汁がじゅわり。
食感や香り、味わいそれぞれに出汁のうまみが加わることで、変化に富んだ味の楽しみが生まれます。
おでんは10種盛だけでなく、5種盛や8種盛も用意されており、単品注文も可能です。
皿に添えられたカラシは、おでんにアクセントを加えます。辛味が強いので、少しずつ具材につけて楽しんでください。

カラシ
銘酒とともに堪能したい自慢の料理の数々
『O’denbar うまみ 麻布十番』では、おでん以外にも鮮魚や揚げ物、煮物、サラダなど多彩な料理が楽しめます。
例えば『海鮮旨塩ユッケ〜卵黄のせ〜』は、豊洲市場から直送された新鮮な魚を自家製塩ダレ、ゴマ油と和え、卵黄を絡めていただく、酒のお供にピッタリのおつまみです。
魚の種類は日替わりで、さっぱりした塩ダレが旬の味を引き立てます。
そこに卵黄の濃厚さと薬味の香りが調和し、箸が止まらなくなるおいしさです。

『海鮮旨塩ユッケ〜卵黄のせ〜』 1,200円(税込み)
また、食事の締めくくりに最適なご飯や麺料理も見逃せません。
中でも人気は『おでん屋さんの出汁カレーライス』です。水の代わりにおでんの出汁を使用し、スパイスに醤油やみりんを隠し味に加えた特製カレーは、ほどよい辛みと深みのある味わい。
ディナータイムに注文することができ、好きなおでんの具材を入れて、自分好みにカスタマイズしながら楽しめます。
また、ランチタイムでは、同じカレーを使用し、おでんの角煮や牛すじ、煮卵などを合わせた『うまみ出汁カレーライス』が注文可能です。

『うまみ出汁カレーライス』 1,500円(税込み) ※ランチタイム限定
アルコールも幅広いラインナップを用意しており、特におすすめなのが、おでんと相性抜群の日本酒。
『O’denbar うまみ 麻布十番』では、季節限定の銘柄を中心に、定番から稀少なものまで約15種類を常備。日本酒におでんの出汁をミックスした『出汁割り』もおすすめです。
もちろん日本酒以外にも、ナチュールワインやサワー、ビール、焼酎など多彩にそろいます。

夏の創作おでんや季節限定メニューにも注目
おでんは温かい煮込み料理というイメージが一般的ですが、『O’denbar うまみ 麻布十番』では、夏限定で冷製おでんも楽しめます。
名物は『つめたいトマトのおでん〜とろろ昆布のせ〜』です。
皮を湯むきしたトマトをまるごと、出汁に浸しながらうまみを浸透。そこに細かく刻んだとろろ昆布を合わせることで、独特の風味と食感を実現しています。

『つめたいトマトのおでん〜とろろ昆布のせ〜』 750円(税込み)
そして『おでん屋さんの出汁冷麺』も夏季限定の人気メニューです。
冷たいスープで食べる冷麺は朝鮮半島発祥とされる料理ですが、日本でも夏の定番麺料理として定着しています。
『O’denbar うまみ 麻布十番』では、スープに冷やしたおでんの出汁を使用することで、より豊かな味わいに仕上げているのが特徴です。

『おでん屋さんの出汁冷麺』 1,000円(税込み)
なめらかな麺はもちもちした食感でのどごしも抜群!
角煮や卵、オクラ、トマトなどのおでんの具材もトッピングされており、しっかりと満足感が得られます。

『O’denbar うまみ 麻布十番』では、テーブルや個室、カウンターもあるので、さまざまなシーンで楽しめます。
出汁が生み出す、奥深く豊かなうまみを、ぜひ満喫してください。
店舗情報
店名 | O’denbar うまみ 麻布十番 おでんばー うまみ あざぶじゅうばん O’denbar Umami Azabu-Juban |
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住所 | 東京都港区麻布十番3-4-7 長谷部ビル 1階
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アクセス |
麻布十番駅1番出口から徒歩3分
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電話番号 | 03-6722-0614 |
予約 | 可 ※電話、食べログ、ホットペッパーから予約可能 |
支払い方法 |
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サービス料・席料 | なし | 営業時間 | 月~金曜日11:30〜14:30(LO14:00)、17:00〜23:00(LOフード22:00、ドリンク22:30) 土日・祝日・祝前日・祝後日12:00〜15:00(LO14:30)、17:00〜23:00(LOフード22:00、ドリンク22:30) |
定休日 | なし ※不定休あり |
席数 | 33席 ※カウンター6席、テーブル24席、個室3席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | https://www.instagram.com/umami_azabujuban/ |
その他 |
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※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年8月時点のものです。