海を越え、外国人も魅了する日本のとんかつ。
人気のあるとんかつ専門店ともなれば、店の客の半数以上が訪日外国人なんてことも珍しくありません。
六本木の『豚組食堂』もまた、訪日外国人から熱い支持を集める人気店です。
とんかつに使用するブランド豚は日替わりで
『究極のとんかつ』を謳う『豚組食堂』では、とんかつに使用する豚肉の銘柄を日によって変えています。
スタンダード、プレミアム、スペシャルの3つのランクによっても銘柄を変えており、客は用意されている数種類からメニューを選ぶシステムです。
取材時に注文したのは、訪日外国人からの人気が高いというプレミアム。
部位は、脂身と赤身のバランスがよいロースをチョイスしました。
分厚く切り分けられた豚肉は、粗目に挽いたパン粉をまぶし、10分程度油で揚げた後、余熱で火を通します。
揚げ油は、ごま油をベースに特別にブレンドしたものを使用。後味がしつこくなりにくく、サクッとした軽い食感に仕上がります。
厚みがある分、揚げあがるまで時間がかかる『豚組食堂』のとんかつですが、油の温度に気を配っているため、肉はジューシーなまま。
しっとりした食感で、豚肉のうまみも逃しません。揚げたばかりのとんかつの切り口からは、肉汁がじんわりと染み出しています。
食べ方には3つのルール
自慢のとんかつを、よりおいしく食べてもらうため、『豚組食堂』では食べ方に3つのルールを設けています。
1つ目は、とんかつの切り口を上にして食べるというもの。
また、最初のひと口は、何も付けずに食べるのがおすすめです。
口に入れると、まず最初に肉が舌に触れるため、豚肉本来のシンプルな味わいが楽しめます。
『豚組食堂』が厳選した豚の銘柄の、食感、味わいをそのまま堪能してみてください。
2つ目のルールは、卓上に用意されている岩塩をふりかけて食べることです。
『豚組食堂』で使用している豚肉は、肉質だけでなく口の中に広がる風味や味わいのよさも重視して選んでいます。
甘みとコクのある良質な岩塩は、豚の風味を消しません。味のバランスもよく、とんかつのおいしさをより引き立ててくれる効果があります。
岩塩は各テーブルに置かれている
最後の3つ目は、ソースは小皿に入れて、食べるたびにとんかつを付けるというもの。
とんかつに直接ソースをかけた場合、時間がたつと衣の食感が変わってしまいます。
せっかくのサクサクとした食感を損なわずに食べてもらうため、『豚組食堂』が考案したのが、刺身を食べる時のような方法でした。
外はサクッと中はジューシーな食感の違いを、最後まで楽しめます。
塩を付けて食べることを推奨している『豚組食堂』ですが、ソースへのこだわりもぬかりありません。
ソースは、甘みと酸味のバランスにこだわってブレンドした『豚組食堂』のオリジナル。
主役であるとんかつに合うよう、あえて味の個性が出ないソースに仕上げたのがポイントだといいます。
『豚組食堂』では、白米とキャベツのおかわりは無料
100食以上も出る超人気店なので連日行列
『豚組食堂』は、連日のように店の前に行列ができる人気店。
ランチタイムだけで、100食以上を売り上げることもあり、人気ぶりがうかがえます。
店内は、厨房を囲むようにカウンター席が設置され、職人がとんかつを揚げる様子を見ることも可能。ほかにテーブル席の用意があり、複数人での利用にもぴったりです。
『豚組食堂』内観
六本木という土地柄、訪日外国人の姿も目立ち、店には英語で書かれたメニューのほか、豚肉の部位ごとの説明書の用意があります。
ホスピタリティが充実しており、日本に来て、初めてとんかつを食べる人にこそおすすめしたい店です。
英語メニューの用意あり
日本では、とんかつは大衆的なイメージが強い料理。しかし、『豚組食堂』を訪れたら、そのイメージは変わります。
素材や調理方法を試行錯誤し生み出された『豚組食堂』のとんかつは、まさに究極。
ごちそうを食べているような、贅沢な気持ちになること、間違いなしです。
店舗情報
店名 | とんかつ 豚組食堂 とんかつ ぶたぐみしょくどう BUTAGUMISHOKUDOU |
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住所 | 東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ メトロハット 地下2階
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アクセス |
六本木駅西麻布方面改札から徒歩2分
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電話番号 | 03-3408-6751 |
予約 | 不可 |
支払い方法 |
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サービス料・席料 | なし |
営業時間 | 11:00~16:00(LO15:15)、17:30~23:00(LO21:45) |
定休日 | なし ※六本木ヒルズの休館日に準ずる |
席数 | 34席 ※カウンター9席、テーブル25席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | https://www.butagumi.com/shokudo/index.html |
その他 |
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