渋谷で味わう本格おでん!花街の風情が残る大人の隠れ家【おでん割烹 ひで】

おでん割烹 ひで

世界中から多くの観光客が訪れる、渋谷。日本でも、若者文化や流行の発信地のイメージを強く持たれています。

しかし渋谷エリアに位置する円山町は、明治、大正時代には数多くの料理店が軒を連ねていた花街でした。お座敷では芸者が踊りや三味線などを披露しながら接待する、かつてはそんな光景が当たり前だったといいます。

現在はすっかりと変わってしまった渋谷ですが、実はこの円山町エリアは、今でも花街の顔を残しています。その中でも『おでん割烹 ひで』は、花街の風情を感じられる貴重な店の1つです。

おでん割烹 ひで

『おでん割烹 ひで』の創業は1976年。初代の女将さんの実家だったという民家を改築して作られた店舗は、築100年を超えているとか。

伝統的な日本の民家の空気を感じさせる、落ち着いた空間です。

内観・カウンター

入口を入ってすぐの場所にはカウンター席が。厨房の様子やぎっしりと並んだおでん鍋を見ながら、料理や酒を味わえる特等席です。

おでん割烹 ひで

『おでん割烹 ひで』は、店名に割烹とあるように、おでんだけでなく、本格的な和食もいただけます。おでんはコース料理としても注文できますし、ほかの一品料理と同じように好きなものだけを注文することもできます。

例えば、ゆっくり楽しみたい時はテーブル席でコースを予約。お酒をメインに、おつまみとしておでんを楽しむのであればカウンター席、という使い分けも可能です。

『おまかせセット』は、前菜、お刺身盛り合わせ、天ぷら盛り合わせ、おでん盛り合わせにドリンクが1つ付いて7,700円(税込み)。

『会席コース』は、前菜、お刺身盛り合わせ、焼き魚、一品料理、天ぷら盛り合わせ、おでん盛り合わせ、ご飯の構成。さらにドリンクが2つ付いて10,000円(税込み)です。

目移りしそうなほど豊富なおでん種が魅力

おでん種は、定番から旬のものまで、常時40〜50種類をそろえています。

種類豊富なおでん

おでんは、ダイコンなどの野菜や、ちくわ、かまぼこなどの魚介の練り物、牛肉の腱の部分である『すじ』など、さまざまな具材を大鍋で一緒に煮込んだ料理。

どんな具材(おでん種)をそろえ、どんな出汁で煮込むかで、それぞれの店の個性が出ます。

また、おでんは日本の中でも地域によって差があり、関東と関西では使う具材や、おでん出汁も違います。

一般的に、関東のおでんはおでん出汁に醤油の色が濃く出て、具材もしっかりと味を染み込ませることが多く、関西はおでん出汁の色が薄いのが特徴です。

関東では『すじ』は、魚介で作った練り物をさすのですが、関西では『牛すじ』のことをさします。

しかし、『おでん割烹 ひで』のおでん出汁は、関東風でも関西風でもない、店オリジナルのもの。カツオ節、昆布、サバ節などで取っただし汁をメインに使っています。具材も、伝統的なものをベースに、幅広くそろうのが特徴です。

大根、玉子、昆布、牛すじ、にんじん、三色こんにゃく、冬瓜、木綿あつあげ、ちくわぶ、ねぎ串、菜の花

ダイコン、玉子、三色こんにゃく、ちくわぶ、牛すじ、昆布、トウガン、ねぎ串、木綿あつあげ、ニンジン、菜の花

テーブル席で注文した場合は、冷めないようにするために、おでんは鉄鍋にのせられて、コンロと一緒に出てきます。

丁寧にとられたおでん出汁は、あっさりとしていて非常に上品な味わい。ダイコンやニンジン、トウガンなどの野菜は、素材そのものの味が際立ちます。

牛すじや練り物などは、それ自体からも出汁が出て、ほかのおでん種の味わいにコクを与える効果も。

表巾着、裏巾着、紅生姜、かぶ、牛タン、胡椒玉

表巾着、牛タン、裏巾着、胡椒玉、かぶ、紅生姜

油揚げに色々なものを詰めた巾着は、おでんでも定番の具材。しかし、モチとキノコが入った『表巾着』と、牛肉とキノコが入った『裏巾着』の2種類が楽しめるのは、『おでん割烹 ひで』ならではです。

調味料の辛子

机の上には、辛子が置かれています。お好みでつけていただきましょう。

和の雰囲気を、料理と空間から楽しめる

『おでん割烹 ひで』では、お酒も豊富にそろえています。特に日本酒は、お店が力を入れてセレクト。

日本酒

全国の蔵から、おでんや和食に合うものを中心にラインナップ。味わいのバランスが偏らないようにそろえているそうです。

おでん割烹 ひで

店内の装飾やテーブルに準備されている敷き紙など、四季を感じさせるものが端々にたくさん。

日本ならではの『おもてなし』の精神があちこちに見られます。

おでん割烹 ひで

お酒をいただくときは、こんなユニークなおちょこはいかがでしょうか。こちらは十二支の干支をかたどった錫(すず)の酒器です。

また、こちらの店では、芸者さんを呼んで『お座敷体験』をすることも可能です。料金や条件などは、店に直接お問い合わせください。

変わりゆく渋谷という街の中で、昔ながらの風情を楽しめる貴重な店。おいしいおでんとともに、ぜひ昔ながらの日本を体感してみてください。

外観

店舗情報

店名 おでん割烹 ひで
おでんかっぽう ひで
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住所 東京都渋谷区円山町15-5
アクセス 神泉駅北口から徒歩3分
  • 京王井の頭線(IN02)

渋谷駅(SBY)A0出口から徒歩9分
  • JR山手線(JY20)
  • JR埼京線(JA10)
  • JR湘南新宿ライン(JS19)
  • 東急東横線(TY01)
  • 東急田園都市線(DT01)
  • 京王井の頭線(IN01)
  • 東京メトロ銀座線(G01)
  • 東京メトロ半蔵門線(Z01)
  • 東京メトロ副都心線(F16)
電話番号 03-3461-1701
予約
※電話から予約可能
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード可(American Express・Diners・JCB・Master・VISA)
  • 電子マネー不可
  • QRコード決済不可
サービス料・席料 サービス料10%
営業時間 月~金曜日17:00~22:30(LO21:30)
土曜日17:00~22:00(LO20:30)
定休日 日・祝日
席数 40席
喫煙・禁煙 全席禁煙
ウェブサイト https://oden-hide.com/
その他
  • 日本語・英語対応のメニューブックのみあり
  • アレルギー対応メニュー、ヴィーガン・ベジタリアン・ハラール対応メニューなし
  • 車いす不可
  • テイクアウト、デリバリー不可
  • スーツケースを置くスペースあり
  • Wi-Fiなし
  • 客が撮影した店の料理写真や動画のSNS投稿は可
  • 個別会計は可

※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年5月時点のものです。