味噌は、大豆を発酵させて作る日本の伝統的な発酵調味料。米や麦、大豆と塩を使用し、味噌汁をはじめ、鍋料理や煮物など和食には欠かせない存在です。
地域ごとに特色があり、大豆の名産地である愛知県では、赤味噌が親しまれてきました。
現在では、『味噌煮込みうどん』や『味噌カツ』『どて煮』などの味噌を使った料理が生み出され、名古屋のご当地名物として人気を博しています。

『玉丁本店 八重洲店』の外観
そんな名古屋名物の味噌料理を、東京にいながら味わえる店が『玉丁本店 八重洲店』です。
『玉丁本店 八重洲店』は、名古屋出身の創業者が本物の味を伝えたいという想いで2005年に創業。以来、国内外から訪れる旅行客を魅了しています。
店があるのは、『ヤエチカ』と呼ばれる東京駅の八重洲地下街。店内にはジャズが流れ、落ち着いた空間が広がります。

『玉丁本店 八重洲店』の内観
濃厚なコクとうまみが魅力の『味噌煮込みうどん』
『玉丁本店 八重洲店』の名物といえば『味噌煮込みうどん』。
名古屋発祥の郷土料理です。

『味噌煮込みうどん』 1,309円(税込み)
赤褐色のスープは、上質なカツオ節や昆布などから抽出した出汁と名古屋特産の赤味噌に、甘い白味噌を独自でブレンドして合わせたもの。
ひと口飲めば、まろやかな甘みと名古屋特産の赤味噌特有のほのかな苦み、そして豊かなうまみが融合した奥深い味わいが口中に満ちあふれます。

厳選した小麦粉で仕立てたオリジナルの太麺は、しっかりとコシを感じる歯ごたえ。
『玉丁本店 八重洲店』では、製麺する際に塩を一切使用しない、本場の作り方と弾力にこだわっています。
こだわりぬかれた太麺は、スープがよく絡み、最後まで伸びにくいのも魅力です。

麺以外の具材は、鶏肉と油揚げ、ネギ、そして生卵。生卵は最初に割るのではなく、食べている途中で混ぜることで味わいに変化をもたらしてくれます。
『玉丁本店 八重洲店』は、スープ、麺、具材だけでなく、器も現地のスタイルに合わせて土鍋を使用。
土鍋は保温性が高いため、最後まで熱々のまま楽しめます。
熱いのが苦手な人は、土鍋の蓋を取り皿にして食べるのがおすすめです。

麺を少しやわらかめで食べたい人は、ふたを閉めて、2分程度蒸らしてから食べましょう。
ふっくらとした食感のうどんに仕上がります。
麺は、名古屋名物の幅広のうどん『きしめん』にも変更可能です。

『玉丁本店 八重洲店』の『味噌煮込みうどん』は、トッピングも多彩です。
豚肉や牛もつ、エビ天、キノコ、ホウレンソウなど、お好みの具材を加えれば満足度はさらにアップ。
濃厚なスープはご飯との相性もよく、平日のランチタイムはご飯が1杯無料なのも嬉しいポイントです。

『味噌煮込みうどん 海老天入り』 1,749円(税込み)
名古屋特産の赤味噌が染みこんだ『どて盛り合わせ』
『玉丁本店 八重洲店』の平日のランチタイムに提供しているのは『味噌煮込みうどん』と『きしめん』の麺類のみですが、15時以降(土日・祝日は終日)は、一品料理も注文可能です。
一品料理の中でも特におすすめしたいのが、名古屋特産の赤味噌をたっぷり使用した『どて盛り合わせ』。

『どて盛り合わせ』 968円(税込み)
『どて』とは、牛すじやもつを味噌や砂糖、みりんなどの調味料で煮込んだ名古屋の郷土料理のこと。
『玉丁本店 八重洲店』では、牛すじ、もつ、こんにゃく、ダイコン、卵を赤味噌ベースの調味料でじっくり煮込み、中までしっかり味を染みこませています。

『どて盛り合わせ』の『どて大根』
箸で簡単に切れるほどやわらかく、ほどよい甘みと強いうまみはご飯や酒のあてに最適。
添えられたからしを少し付けて食べると辛味のアクセントになります。
また、卓上には味噌料理との相性がいい一味唐辛子もあるので、『味噌煮込みうどん』や『どて盛り合わせ』にスパイシーさを加えたい時には、少しずつかけて試してみてください。
味噌料理以外にも! 試しておくべき逸品
『玉丁本店 八重洲店』はほかにも、名古屋のご当地グルメがそろっています。
『手羽先唐揚』もその1つ。鶏の手羽先を独自の製法で揚げた後、自家製の甘辛いタレとスパイスで味付けした料理です。

『手羽先唐揚』 660円(税込み)
手羽先は、片手で細い方の先をつまみ、もう一方の手で太い方をつまんでねじることで骨を外します。骨に沿って歯で肉を剥がすようにすると食べやすいでしょう。
皮のクリスピーな食感とジューシーな肉、アルコールが進むスパイシーな味がクセになる1品です。

また『天むす』も名古屋発祥の名物料理。香ばしいエビの天ぷらを温かいご飯で包み込み、海苔で巻いた小ぶりサイズのおにぎりです。
味噌煮込みうどんとセットで注文する人も多いそう。ぜひ一緒に試してみてください。

『天むす』 440円(税込み)
ヘルシーな発酵調味料として、今では世界中で注目を集めている味噌。
その味噌と深く結びついた料理は、日本の各地で進化し、新しい食体験をもたらしてくれます。
奥深い味噌料理探索の第1歩を、ここ『玉丁本店 八重洲店』から始めてみませんか。
店舗情報
店名 | 玉丁本店 八重洲店 たまちょうほんてん やえすてん Tamacho-honten Yaesuten |
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住所 | 東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街南一番街
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アクセス | 東京駅(TYO)八重洲南口から徒歩2分
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電話番号 | 03-6225-4831 |
予約 | 可 ※食べログから予約可能 |
支払い方法 |
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営業時間 | 11:00~22:00(LO21:00) |
定休日 | なし ※ヤエチカ(八重洲地下街)の休館日に準ずる |
席数 | 68席 ※カウンター12席、テーブル56席 |
喫煙・禁煙 | 全席禁煙 |
ウェブサイト | https://sfpdining.jp/brand/tamacho/ |
その他 |
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※メニューの内容や料金、店舗情報などは2025年7月時点のものです。