東京で一番古いおにぎり専門店! ミシュラン掲載のお味は?【おにぎり浅草宿六】

おにぎりの写真

日本人にとって日常的に馴染みのあるお米を使った料理が、おにぎりです。

おいしいおにぎりを食べたい時には、浅草にある『おにぎり浅草宿六』を訪れることをおすすめします。

おにぎりの写真

ミシュランガイドに掲載された人気のおにぎり

1954年に開業した『おにぎり浅草宿六』は、「東京で一番古い」といわれているおにぎり専門店。

『ミシュランガイド東京』のビブグルマンに選出されたこともあり、日本人だけでなく海外からの観光客も多く訪れる、浅草を代表する人気店です。

宿六の店内の写真

店内には、店主の三浦洋介さんがおにぎりを握る様子を見ることができるカウンター席と、くつろげるテーブル席の2種類の座席があります。

壁にはお品書きの札が掛かっていて、まるで寿司店のような雰囲気です。

おにぎりを握っている写真

店主の三浦洋介さん

カウンター席の目の前にあるショーケースには、おにぎりの具材が並んでいます。

どのような具材なのかが目で見て分かるので、ありがたいですね。

宿六のショーケースの写真

定番のものから珍しいものまで豊富なラインナップの具材

『おにぎり浅草宿六』では、さまざまな具材のおにぎりを提供しています。

「具材は1954年の創業時から、ほぼ変わらず守り続けてきた」と語る店主の三浦さん。

『鮭』『おかか』といった定番のものから、『葉唐辛子』『塩辛』などの珍しいものまで楽しめます。

メニュー表の写真

店外にも日本語と英語のメニュー表がそれぞれ置かれている

『梅干』は、やわらかい果肉と程よい酸味があり、ご飯との相性が抜群。

梅で有名な和歌山県を産地とする最高級の品種『南高梅(なんこううめ・なんこうばい)』を使用しています。

梅干し

『梅干』 341円(税込み)

梅と同じく『こんぶ』もおにぎりの定番の具材です。

厚みのある『こんぶ』は、噛むたびに甘辛さを感じる味わい。昆布の佃煮を作る際に、シイタケと一緒に煮込むことでうまみが生まれます。

おにぎりの塩気と佃煮の甘辛さが絶妙に絡み合い、やみつきになるおいしさですよ。

昆布の写真

『こんぶ』 341円(税込み)

一般的なおにぎり専門店にはあまりない『紅生姜』も、ぜひとも試してほしい具材です。

『紅生姜』は酢漬けをした生姜で、すっきりとしたマイルドな辛さが特徴。

食欲をかき立てる味わいは、日本人のみならず訪日観光客をも魅了しています。

紅生姜

『紅生姜』 319円(税込み)

『いくら』も人気の高いおにぎりの具材です。

『宿六』の『いくら』は粒がしっかりしており、噛むとプチッと弾ける食感。塩気とともに、程よい甘みがあります。

たっぷりと『いくら』が詰め込まれたおにぎりは、寿司を食べているかのような高級感を楽しめる逸品です。

いくら

『いくら』 770円(税込み)

ランチタイムでは、好きなおにぎりと味噌汁がセットになったメニューを頼めます。

おにぎりは2個もしくは3個、好きなものを選ぶことができます。「食べたりない」と思ったら、追加で単品注文もできますよ!

落ち着く味わいの赤味噌の味噌汁とともに、絶品のおにぎりを堪能してください。

ランチセット

『昼のセット』 814円(税込み)から

磨き抜かれた技と守りつづけてきた伝統

おにぎりはお米、海苔、そして具材の3つで作ることが一般的です。

『おにぎり浅草宿六』では、おにぎりに使うお米を、毎年変えています。

おにぎりを握っている様子

その理由は、お米は天候によって、味わいが変わるからです。

店主の三浦さんは、理想のおにぎりを作るため、毎年20~30種類のお米を食べて比べているのだそう。

取材に訪れた2024年7月時点では、新潟県産の『コシヒカリ』を使用。口に入れた時に、程よい粘りと甘みを感じることができる品種です。

おにぎりを握っている様子

『おにぎり浅草宿六』のおにぎりの特徴は、なんといってもやわらかさです。

お米が口の中でほどける絶妙な塩梅で握られたおにぎりは、店主の熟練の技があるからこそ。

握り終わったら、江戸前で採れた海苔を巻いて完成です。

磨き抜かれた手法を目の前で見られるのも、カウンター席のある『おにぎり浅草宿六』ならではの楽しみですね。

おにぎりを手渡す様子

インバウンド対応もばっちりな『おにぎり浅草宿六』

訪日観光客が多く集まる浅草に店を構えているということだけあって、『おにぎり浅草宿六』を訪れる人は多国籍です。

日本語が分からない場合や、おにぎりの具材に馴染みがない人でも安心して注文できるように、写真付きの英語メニューの用意も。

店主の三浦さんは英語でコミュニケーションがとれるので、メニュー選びに困ったら相談ができますよ。

英語のメニュー表

英語対応のメニュー表

江戸っ子で粋な店主が切り盛りする『おにぎり浅草宿六』は、浅草らしい雰囲気を味わえる店です。

浅草を訪れたのなら、ずっと愛されてきた下町ならではの『庶民の味』をぜひ体験してみてください。

のれん

店舗情報

店名 おにぎり浅草宿六
おにぎりあさくさやどろく
ONIGIRI ASAKUSA YADOROKU
住所 東京都台東区浅草3-9-10
アクセス 浅草駅A2出口から徒歩6分
  • つくばエクスプレス(TX03)

浅草駅6番出口から徒歩10分
  • 都営地下鉄浅草線(A18)
  • 東京メトロ銀座線(G19)
  • 東武スカイツリーライン(TS01)
電話番号 03-3874-1615
予約 不可
支払い方法
  • 現金
  • クレジットカード不可
  • 電子マネー不可
  • QRコード決済不可
サービス料・席料 なし
営業時間 月・木~土曜日11:30~売り切れ次第、17:00~売り切れ次第
火・水曜日11:30~売り切れ次第
定休日 日曜日
席数 16席
※カウンター8席、テーブル8席
喫煙・禁煙 全席禁煙
ウェブサイト https://onigiriyadoroku.com/
その他
  • 日本語・英語対応のメニューブックのみあり
  • アレルギー対応メニュー、ヴィーガン・ベジタリアン・ハラール対応メニューは注文時に相談可。
  • 車いす可
  • テイクアウト可(来店での対応のみ)、デリバリー不可
  • スーツケースを置くスペースなし
  • Wi-Fiなし
  • 客が店内で撮影した料理写真や動画のSNS投稿は可
  • 個別会計は可

※メニューの内容や料金、店舗情報などは2024年8月時点のものです。